プログラマーに資格や試験は必要?役立つおすすめ資格8つと勉強法を解説します

「プログラマーになりたいけど、資格はとるべき?」

「IT系資格を取ろう!でもどう勉強したらいいかわからない…」

プログラマーになる為に、資格は必ずしも必要というわけではありません。

自分のやりたいことを軸にして、取得するかどうか・何の資格を目指すか考えましょう!

取ると決めたら、計画を立てましょう。

参考書やサイトを使って、アウトプットを重点的に行いましょう。

試験本番へのカウントダウンが近づくにつれて、勉強方法を変えていかなければなりません。

今回の記事では、資格をとるべきかどうか・オススメ資格8選・勉強方法を詳しくご紹介致します!



プログラマー(PG)に資格は必要なのか

プログラマーは資格なし・未経験でも就職できます。

フリーランスのプログラマーとして生きていく上でも、資格は必須ではありません。

ではなぜ、資格を取る人がいるのでしょうか?

必要ではない理由とそれでも資格を取る人が多い理由などを見ていきましょう。

資格は必ずしも必要ではない

資格が無いと「就職できない」「フリーランスとして仕事が貰えない」ということはありません。

画像は求人サイトにて「SE・プログラマー(12,274件中)」から「資格必須」で調べた検索結果です。

※あくまで調査時の結果です。

「資格保有必須」でも検索結果0件。

「資格保有」で211件ヒットしましたが、社内の資格保有者データを公表しているところがほとんどでした。

現在、企業の求人では資格保有を必須条件としているところはほとんどありません。

未経験・資格がなくとも、やる気や人柄を重視し、会社の方で教育をしていくという所がほとんどです。

経験ありの場合の転職でも、資格よりも実務経験を重視するところが多いのです。

フリーランスの場合ではどうなのでしょうか。

独学でスキルをつけてフリーランスとして仕事を取る場合でも実務経験や成果で募集されます。

エンジニアエンジニア

「実務経験〇年以上」や、「どんなシステムを作ったことがあるか」といった点で募集される場合がほとんどです。

「○○の資格保有」といった条件が出されることはほぼありません。

資格を取得するメリット

プログラマーにとって、資格は知識の確認・技術の証明書となります。

具体的にどのようなメリットかご紹介しましょう。

メリット1:未経験でも経験者でも、知識の勉強・確認ができる

資格試験のための勉強は未経験者の場合は言わずもがな、経験者でも良い勉強になります。

未経験者の場合、実際にプログラミングをするわけではないので実践としては弱いです。

しかしIT業界では専門用語がたくさん使われていますね。

資格の勉強をすることで一通りの言葉の知識などを身につけられます。

何から手につけていいかわからない人は資格が一つの勉強の指針となります。

資格取得に向けた参考書・インターネットサイトが多く世に出回っていますね。

それらを一通り読むだけでも、IT業界の基礎的な知識を身に着けることができます。

経験者の場合、より深い知識に出会えます。

実務経験のある分野に対しても、勉強しながら、こういうことだったのか!という発見も少なくありません。

また、実務だと限られた部分にしか触れられないこともあります。

試験勉強を通してその範囲外のことも学ぶことで、広く全体的に知識がつけられ、新しい発見につながる事もあります。

メリット2:就職・転職に有利になる

未経験で就職・転職をする場合、資格欄にIT系の資格があれば、採用に有利になります。

資格を有することで「やる気」をアピールできます。

「この人は未経験でもちゃんと勉強してからわが社を目指してきてくれているんだ」とやる気面でも評価されます。

面接の際には勉強してきたことをしっかりアピールできますね。

メリット3:給料UPに繋がる

資格手当のある会社では、月のお給料にいくらか上乗せしてもらえたり、資格を取るたびに手当をもらえたりします。

画像は実際の求人に載っていた会社の福利厚生の例です。

勤続年数が短いと、なかなかお給料を上げるのも難しいです。

資格を取得することで資格手当がプラスされます。

そんな時は会社の福利厚生をチェックして資格取得に挑戦してみてください。

メリット4:フリーランスとして仕事をする際のアピールになる

フリーランスで仕事を取る場合、人のつてフリーランス専用のサイトを使っての活動となります。

資格は知識や技術の指標となります

面識のない人とのやり取りになる場合、「自分はこういった資格を持っています」というアピールができれば、仕事を取る助けになるでしょう。

国家資格やベンダー資格(企業が実施する資格のこと)など多くあります。

エンジニアエンジニア

欲しい仕事にあった資格を取っておくと良いですね。



プログラマー(PG)に役立つおすすめ資格8つ

IT業界の知識全般を扱うものから、プログラミング言語、実務に役立つ資格まで、オススメ8選をご紹介致します。

基本情報技術者試験

IT技術者の「基本」とされる知識を幅広く扱った国家資格です。

IT業界では認知度が高い資格です
エンジニアエンジニア

企業からもまずはこれを取って、と入社後に勧められるかもしれません。

テクノロジー、経営面の戦略、マネジメントといった多くのITに関する知識から広く出題されます。

  • 出題形式:選択問題
  • 試験時間:午前・午後各150分
  • 問題数:午前80問・午後11問
  • 合格ライン:午前・午後ともに60%
  • 費用:約5,700円

基本情報技術者試験についてはこちらの記事で更に詳しくご紹介しています。

オラクルマスター

日本オラクル社が公式に運営する「Oracle Database」シリーズを扱う技術力を証明する資格です。

Oracle Databaseとはデータベース(データの集合、表など)を管理するシステムのことです。

国内のデータベース管理ソフトウェアの約半数(49.9%)のシェアを占めています。

システムを作成する上で、データを扱う時にこのOracle Databaseを見ない日はありません。

データベースの仕組みやSQL(データベース言語)の基礎が出題されるので、身につけた知識はOracle製品に限らず活躍させることができます。

オラクルマスターDBAには4つのグレードがあります。

上位の資格をいきなり受験することはできず、下位の資格から順番に取らなければなりません。

2020年1月より新資格「オラクルマスターSQL」が始まりました。

グレードは1つのみ、SQLの知識全般を問う資格となっています。

OracleMasterSilver SQL

  • 出題形式:選択問題
  • 試験時間120分
  • 問題数:78問
  • 合格ライン:63%
  • 費用:約26,600円

ORACLE MASTERBronze DBA

  • 出題形式:選択問題
  • 試験時間120分
  • 問題数:70問
  • 合格ライン:65%
  • 費用:約26,600円

※この試験は、Oracle Databaseのバージョンに対応して試験が行われます。

そのため、一度取得すれば一生使えるというわけではありまえん。

しかし、新機能の確認が中心となる移行試験が用意されていますので、資格を更新していくことでフレッシュな技術の証明になります。

オラクル認定Java資格

日本オラクル社が認定する、プログラミング言語「Java」の技術者資格です。

Javaは世界中で使われており、OS(macOSやWindowsのこと)に限らず使えるためとても人気の高い言語です。

皆に必要とされる知識・技術ですから、認知度も高く、取得するメリットは大きいです。

グレードは3つありますので、知識レベルに合わせて受験しましょう。

一番高いグレードのみ、一つ手前のグレードに合格しておかないと受験できません。

JavaSE 7/8 Bronze

  • 出題形式:選択問題
  • 試験時間65分
  • 問題数:60問
  • 合格ライン:60%
  • 費用:約13,600円

PHP技術者認定初級試験

2011年に設立された一般社団法人 PHP技術者認定機構が運営する、プログラミング言語「PHP」技術の習得度合いを測る民間資格です。

プログラミング言語「PHP」技術の習得度合いを測る民間資格です。

PHPは主にWeb開発に使われる言語で、世界中で使われています。

初級試験の合格率は70%と、比較的取得しやすい試験となっています。

エンジニアエンジニア

プログラム初心者の人はまずこの試験合格を目指して勉強するのもオススメです。

現在PHP5がPHP7へとバージョンアップされ、初級試験は新旧2つのバージョンがあります。

これから始めるという方は新しいPHP7技術者認定初級試験に挑戦してみましょう。

ちなみに、上級の試験は合格率10%と極端に難しくなるので、PHPを本格的に極めたい、という人は上級試験にチャレンジしてみてください。

PHP7初級試験

  • 出題形式:選択問題
  • 試験時間:60分
  • 問題数:40問
  • 合格ライン:70%
  • 費用:約12,000円



Ruby技術者認定試験

非営利団体Ruby Associationによって運営される、プログラミング言語「Ruby」の技術者として必要な知識や能力を証明する資格です。

プログラミング言語「Ruby」の技術者として必要な知識や能力を証明する資格です。

プログラミング言語Rubyとは?

  • 日本で開発された言語
  • 日本語で書かれた有用な参考書は手に入りやすい
  • 最新情報をいち早く活用できる

開発効率が非常に高く、ストレスフリーで開発ができると評判の高い言語です。

プログラマー志望者プログラマー志望者

日本のWebサイト、クックパッドや食べログもRubyが使われています。

初級グレードは合格率約70%ほどなので、こちらも大変とっつきやすい試験といえるでしょう。

Silver(初級)

  • 出題形式:CBT方式(マウス選択問題)
  • 試験時間:90分
  • 問題数:50問
  • 合格ライン:75%
  • 費用:約16,500円

C言語プログラミング能力認定試験

さまざまな資格を認定している会社組織サーティファイが運営する、プログラミング言語「C言語」の技術を測る試験です。

プログラミング言語「C言語」の技術を測る試験です

C言語は1972年に登場した歴史の古い言語です。

それだけにC言語で制御されているシステムもまだまだ多く、需要があります。

新しいC#などの言語でもC言語をもとに作られているので、身に着けていれば他言語の理解もスムーズに進みます。

2級までは筆記試験ですが、1級は実際のコーディングをテストされます。

実際に転職などで有利になるのは1級レベルの試験合格が必要とも言われます。

C言語を学びたい、という人にはうってつけの腕試しです。

3級(初級)

  • 出題形式:選択回答とマークシート
  • 試験時間:60分
  • 合格ライン:60%
  • 費用:約5,000円

Pythonエンジニア認定試験

一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が運営する、2017年から始まった新しい資格試験です。

プログラミング言語「Python」の技術レベルを認定します。

PythonはAI開発において必須と言われ、世界中で一気に知名度が高まりました。

初心者でも学びやすく、幅広い求人があります。

試験には2種類あります。

  • 基礎試験・・Pythonの文法や基礎知識を問う試験
  • データ分析試験・・データ分析の基礎や方法を問う試験

まずは基礎試験の方を受けてみましょう。

Python3エンジニア認定基礎試験

  • 出題形式:CBT方式(マウス選択問題)
  • 試験時間:60分
  • 問題数:40問
  • 合格ライン:70%(28問)
  • 費用:約10,000円

日商プログラミング検定

簿記の試験などでもおなじみ日本商工会議所が運営する試験です。

初心者から上級者まで4つのレベルがあり、2つめのレベルまで特定の言語によらず受験することができます。

完全にプログラムの初心者でも受けられる試験です。

◎初級の「ENTRY」レベル

Scratchという簡単なビジュアルプログラミングを用いた、言語の知識というよりも考え方を問われる試験です。

◎「BASIC」レベル

プログラミングの基本知識や簡単なアルゴリズムに関する問題です。

「STANDARD」、「EXPERT」の上位試験ではC言語、Java、VBAの言語別の知識試験、と実際にプログラミングをする実技試験があります。

ENTRY

  • 試験時間:30分
  • 合格ライン:70点以上
  • 費用:約3000円

BASIC

  • 試験時間:40分
  • 合格ライン:70点以上
  • 費用:約4000円



資格取得に向けたおすすめ勉強法

  • 時間がない
  • 内容が理解できない
  • モチベーションが続かない…

そんな悩みを解消するべく、オススメの勉強方法をご紹介します!

参考書で情報をインプット、過去問でアウトプット

参考書をまずは章ごとに区切ります。

まずはざっとその章全体を読み飛ばしていきましょう。

詳しく理解できなくても構いません。

読み終わったら、その章の内容部分の過去問を解きます。
プログラミング学習者プログラミング学習者

わからなかったら?

その都度答えを確認しましょう。

その問題の解答がある参考書を開き再度読み込みます

わからない単語があったらインターネットなどで調べてみましょう。

IT系の資格試験の問題はアウトプットが大切です。

いきなり専門用語いっぱいの説明を理解するのは大変です。

問題の形式・回答の種類などに慣れながら、この用語が出てきたらこの回答、という風にざっくり結び付けながら覚えていきましょう。

小さな目標をクリアしながらとにかく継続する

“毎日必ず出来る”目標を設定して“必ず”続けてみましょう。

どんなに小さくても構いませんので、具体的に目標設定してみてください。

例えば?

  • 参考書の章末問題部分&回答だけ寝る前に3問目を通す
  • スマホアプリの問題を朝の通勤時間いっぱい使ってやる
時間をきっちり決めることが大切です。

通勤時間などは、他の事があまりできないのでオススメです。

プログラミング学習者プログラミング学習者

家にいるとつい他の事を行ったりごろごろしたりしてしまいます。

それなら、毎日少しだけ家を出て近くの公園・図書館・カフェなどに寄って勉強する、という習慣をつけても良いでしょう。

また、ツラい時はモチベーションアップとして、自分が合格した時のことを頭に描いてみてください。

模擬試験で実際の試験を想定した学習をする

だいたい試験範囲全体を終わったら、次は何をすれば良いでしょうか。

実際の試験時間と同じ時間を測り、試験に出る問題量の過去問を解いてみましょう。
エンジニアエンジニア

過去問はインターネットでダウンロードできる試験も多いので、印刷するなどしてなるべく実際の試験環境と同じ状態で解けるとベストです。

週一、もしくは月二程度、など自分に合ったスケジュールでまとまった時間をとってできると良いでしょう。

試験前には復習する時間をつくる

試験日から逆算して、1カ月前には試験範囲全てを勉強している状態にもっていきましょう。

復習は、範囲を指定せずどんどん問題を解く方法がおすすめ!

さらに間違った所だけを重点的に再確認です。

また、3日前ぐらいまでになると、体調管理も大切ですね。

体のコンディションも整えつつ、今まで勉強したことを発揮できるようにしましょう。

受験する日程に合わせて学習を進める

受験する!と決めた日から、試験日を逆算して全体のスケジュールを立てられるとベストです。

何を受験するかにもよりますが、半年ごとに試験を行っているところが多いです。

できる事なら6カ月前からスケジュールを立てましょう。

そうすることで準備万端で試験に臨めます。

また、公式サイトなどから定期的に情報を集めるようにしてください。

少し話題が逸れますが、試験がオンライン以外の場合は、現地へ行く方法などもしっかり確認しましょう。

試験直前にも軽くおさらいができると良いですね。

勉強サイト、スマホアプリを活用する

無料で使えるサイト・アプリがありますのでどんどん活用しましょう。

スマホアプリであればどこにいても勉強することができますので、隙間時間も活用できます。

オススメのサイト

1.基本情報技術者試験ドットコム

過去問を1問1問、回答と解説付きで解いていくことができます。

問題だけではありません。

試験の概要から効果的な勉強方法・おすすめテキスト問題集などまで情報が寄せられています。

エンジニアエンジニア

ダントツでオススメです。

2.オラクルマスターWeb問題集

試験問題用にグレード別で問題が解けるようになっています。

ORACLE MASTER Bronze DBA講座

まずはここを一通り見て基礎的な知識を付けられます。

3.ドットインストール
資格取得専用ではありませんが、各言語を動画で学べるサイトです。

言語によっては有料のものもありますが、基本は無料、3分という短い動画でわかりやすく解説があります。

言語を学べるスマホアプリ

1.Progate

学べる言語はHTML & CSS/JavaScript/Ruby/Python/Javaです。

初心者から学べる易しい作りになっています。

独学が難しい場合は通信講座、スクールを利用する

通信講座やスクールを利用することで資格取得を手厚くサポートしてくれます。

勉強を教えてくれるだけではなく、スケジューリングもしてくれる場所が多いです。

仕事などで忙しい方でも、気が乗らなくても勉強に気持ちを向けられます。

プログラマー志望者プログラマー志望者

レッスンをキャンセルすると、受け持ってくれる講師に迷惑がかかる・・と社会人なら考えますからね。

また、お金を払った分しっかりやろう!という気持ちにもなりますので、自分を追い込む分にも良い勉強方法です。

まとめ

資格取得は必須ではありませんが、取得すればメリットももりだくさん、学習のモチベーションにも繋がります。

やはり合格すると自信も持てるようになりますし、何より嬉しいですよね。

プログラミングも資格試験も、相談できる環境にいれば、モチベーションを崩さずチャレンジできます。

プログラミングジャパンでは資格試験についてのご質問も受け付けております!

無料体験学習もありますので、是非、お気軽に参加してみてくださいね。

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