システムエンジニア(SE)の平均年収は約550万円!年収1000万円を目指す方法とは

この記事では、いろいろな角度からシステムエンジニアの年収について解説していきます。

  • SEの平均年収の数値
  • 全職種の中でも上位の年収に入る
  • 性別や年代別の平均年収など

システムエンジニアの年収に関する疑問が解決できるはずです。

合わせて、記事の後半ではシステムエンジニアで年収1,000万円を目指す方法もお伝えします。

SE(システムエンジニア)の平均年収(給料)

SEの平均年収に関するデータをまとめました。

※記事は2019年の政府賃金統計調査のデータを元に作成しています。

SE(システムエンジニア)の平均年収

SEの平均年収は568.9万円です。

1カ月に貰えるお給料に換算すると平均は38万円(税金・各種手当を含む)となっています。

他職種全体の平均年収

568.9万円…と言われてもはっきりとしたイメージがつきにくいですね。

そこで、他の職種と比べてみましょう。

統計調査の扱う129項目の職業の中から、同じ方法で平均年収を計算し金額の高い順に並べ、上位20位までを抜き出してみました!

職 業年収(万円)
1航空機操縦士1694.61
2医師1169.23
3大学教授1100.62
4大学准教授872.36
5記者792.22
6不動産鑑定士754.59
7弁護士728.56
8大学講師718.94
9高等学校教員709.36
10一級建築士702.88
11公認会計士、税理士683.55
12自然科学系研究者681.25
13技術士666.93
14電車運転士618.80
15掘削・発破工617.00
16電車車掌572.08
17獣医師571.56
18歯科医師570.10
19システム・エンジニア568.90
20薬剤師561.65

なんとSEは職業129項目中、19位という快挙を遂げています。

国家資格の必要な職業・歯科医師、薬剤師と並び、数ある職業の中でも高いお給料が貰える可能性のある職業ということですね。

また、統計の取れている2019年の最新版から過去5年間の平均年収のデータを拾ってみると、下記のグラフができました。

SEの平均年収は多少上がったり下がったりしつつも全職種の平均年収から大きく上回っていることがわかります。

エンジニアエンジニア

こういう情報を見ると断然やる気が湧いてきませんか?(笑)

SE(システムエンジニア)の年齢・男女別の平均年収

平均年収の性別ごと・さらに年齢ごとに分けたデータをまとめてみました。

どちらかと言えばSEは年齢よりも経験・実績が問われる職業です。

そのため、平均勤続年数のデータも表に入れています。

男性平均です。

男性SE全体の平均勤続年数は12.4年、平均年収は584.16万円となっています。

年齢区分勤続年数(年)年収(万円)
    ~ 19歳0.9251.14
 20 ~ 24歳1.5339.34
 25 ~ 29歳3.7446.56
 30 ~ 34歳7.4545.69
 35 ~ 39歳10.5598.31
 40 ~ 44歳14.3657.63
 45 ~ 49歳18.1663.71
 50 ~ 54歳23.5726.90
 55 ~ 59歳26.3724.28
 60 ~ 64歳23.9476.79
 65 ~ 69歳20.8561.11
 70歳~31.9449.05

次は女性平均です。

女性SE全体の平均勤続年数は10.3年、平均年収は497.31万円です。

※(“”は調査データがありません。)

年齢区分勤続年数(年)年収(万円)
    ~ 19歳1.1250.55
 20 ~ 24歳1.4342.87
 25 ~ 29歳3.9441.70
 30 ~ 34歳8.1495.93
 35 ~ 39歳10.3505.75
 40 ~ 44歳15613.45
 45 ~ 49歳19549.21
 50 ~ 54歳22.2610.55
 55 ~ 59歳23.2602.85
 60 ~ 64歳27.1370.40
 65 ~ 69歳
 70歳~

いかがでしょうか。

グラフから読み取れる結果

  • 勤続年数により年収は上がる
  • 60歳以降には「再任用」など雇用形態が変わるため収入が減る
  • 女性の平均勤続年数が高い

やはり勤続年数により年収は上がります。

また、60歳以降になると定年後のシニア社員としての働き方となるため、給料は少なくなる、という結果でした。

一方、女性の方はライフワークも変わりやすいため一概には言えませんが、他の職業と比べて平均勤続年数が高いですね。

ここから職場に復帰しても安定したお給料で仕事ができると推測することができます。

この結果はあくまで「勤めている」方を対象としたデータであり、フリーランスの方のデータは含まれていません。

ご自分の性別・勤続年数の平均年収と比べてみましょう。

エンジニアエンジニア

もし貰っている年収が低いと感じるようであれば転職や働き方について考えてみるのもありかもしれませんね。

SE(システムエンジニア)の企業規模による平均年収

もちろんですが、お給料は会社ごとに違います。

そこで、企業規模(従業員数)ごとに会社を分けて、平均年収を比べてみました。

また、参考として年収以外のデータも入れております。

メリットと思われるデータは青字、デメリットと思われるデータは赤字で表記しています。

会社規模

(従業員数)

年収年齢(歳)勤続年数(年)所定内実労働時間数(時間)超過実労働時間数(時間)
1,000人以上627.2338.313.215317
100~999人532.2338.212.415515
10~99人536.9140.310.11608

※平均年齢については、高い→長く続けられる/若い→企業の風通しが良い、などどっちとも取れるため、色はつけておりません。

メリット

  • 平均年収が高い
  • 勤続年数が長い
  • 所定内実労働時間が短い
  • 超過実労働時間数(残業)が短い

これらの逆がデメリットとして数えています。

所定内実労働時間‥あらかじめ決められている就業時間内(残業を含まない)で実際に労働した時間のこと。

1000人以上抱える大企業の方がデータ上ではメリットが多い

【年収】

  • 次点で高年収の1099人の会社より大きく数値を上回っています

【労働時間】

  • 大企業は決められた労働時間は短め
  • しかし、その分時間外労働が多い

中小企業はその逆です。

時間を足してみるとあまり差はありません。

大企業のお給料が抜きんでて高いということ以外は、似たり寄ったりです。

今回、2019年度のデータでは、会社規模が100999人の会社よりも、1099人の会社の方が年収は良いという結果になりました。

エンジニアエンジニア

従業員数に偏りがあるのかもしれませんが、この業界は小規模な会社でも頑張り次第で結果を出せるということでもあります。

安定して高い年収が欲しい!という方は大企業への就職を目指し、実力で高年収を狙ってやる!という方は中小企業でも大企業でも、働きやすい環境を重視して会社を選ぶと良いですね。



SE(システムエンジニア)の求人例

それでは早速実際にどんな求人があるのか見てみましょう!

SEの仕事内容について…システムの設計(設計後の作成~運用のサポートまで)を行うお仕事です。

(参考記事:SE(システムエンジニア)とは?概要、仕事内容を解説

また、下記ではWeb上で使用するシステムを設計するエンジニア(Webエンジニアとも言う)を紹介しています。

SEの求人例

求人サイトDudaにて

  • 技術者(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)の枠で検索
  • 11.870件のヒット
  • この中で業種未経験歓迎は188

基準として、未経験者OKの職場に絞ってお給料を見ていきましょう。

こちらは未経験入社が90%以上というシステムインテグレーション事業(SEの仕事をする事業)を手掛ける会社です。

〇仕事内容:顧客管理システム
〇対象となる方:学歴・男女・経験問わず!超初心者でも大丈夫です。
〇雇用形態:正社員
〇給与:未経験者は月給18万円、経験者は月給30万円、スペシャリストは月給50万円
〇賞与:年1
〇年間休日:125
〇未経験者へのサポート:マナー研修から基礎をしっかりバックアップ。
IT用語など、初歩の初歩からしっかりとレクチャー。
ゼロスタートの社員が多いからこそ、しっかりとバックアップする体制を整えています。

こちらは非常に未経験者へのサポートがしっかりしている会社です。

  • 平均給与は20万程度とやや少なめ
  • 休日は125日と多い(1年間が365日と考えると3日に1度は休める計算)
  • 研修の充実度が高い
とても社員を大事にしてくれている会社ですね!

未経験者を同じお給料で取ってくれる別の業界の会社ですと、年間休日が75~80日のところもザラですし、仕事をして知識を覚えろ!といったところも数あります。

経験者やスペシャリストのお給料を見ると、実力がつけば昇給も望めるでしょう。

ブラック企業では、初任給だけ高くして、昇給率は小さく、社員を使い捨てにするようなところもあります。

ここは長期的に一緒に働ける社員をしっかり探している会社と見て取れます。

次は全国に事業所のある、大手のITエンジニア派遣・紹介会社です。

〇仕事内容:Webアプリや業務系システムの設計・開発/ネットワークやサーバの導入・構築・運用管理・サポートなど
〇対象となる方:未経験者の場合は39歳以下の方、エンジニア経験者の場合は年齢不問
〇雇用形態:正社員(業務にあたっては、無期雇用派遣として大手メーカーなどで経験を積んでいきます。)
〇給与:月給21万5000円以上 各種手当は通勤手当・就業手当・住宅手当・役職手当・単身赴任手当など
〇賞与:年1
〇年間休日:125
〇未経験者へのサポート:専任キャリアカウンセラー(エンジニア経験者)によるスキルアップ支援。
所属組織やユニット単位での勉強会・講習会/全国70<カ所の技術専門スクールと提携
通信教育約300種類 ・e-learning約350講座
資格取得後は最高30万円の奨励金支給
キャリア自己申告:一人ひとりが実現したいキャリア(業種、職種、就業場所など)を自ら申告できる制度

お給料は平均より少し高めに設定されています。

こちらは派遣会社です。

  • お客様の会社へ行って仕事をする勤務形態
  • 資格取得後は奨励金
  • 就業場所などの希望も出せる
技術的なサポートも勿論、就業場所などの希望も出せるので、人によっては柔軟に働ける会社となりますね。

働き方は個人の事情や好みにもよります。

しかし、いろいろな会社に行って働くことでさまざまな経験を積むことはIT業界では技術上メリットとなる場合が多いです。

スキルアップにはとても良い会社です。
エンジニアエンジニア

もし、色々なところで経験を積みたい、という人がいれば、派遣・紹介会社に登録するのも手です。

未経験の場合の初任給をご紹介させて頂きました。

IT業界は実力次第の世界です。

実力が上がればもちろん昇給します。

スキルアップをしてもっと条件の良い会社・お給料を探してみましょう。

また、自分でもこんな会社で働けたら良いな、とか、年収第一で考えたい!という希望があれば、実際に探してみてプログラミング学習へのモチベーションとしてみましょう。

SE(システムエンジニア)の年収が高い理由

ここまで読んで、SEのお給料は比較的他の職業よりも高いことがお分かりいただけましたか?

しかし、なぜこんなに高いのか?

プログラマー志望者プログラマー志望者

まさか、何か悪いことをして稼いでいるんじゃ‥

そんなことはありません!

もちろんちゃんとした理由があるのです。

人手不足で人材を確保しにくい

2019年4月に経済産業省が発表したIT人材需給に関する調査」によると

SEは2020年現在には約30万人が、10年後の2030年には45万人不足すると試算されています。

IT業界では基本的にどこも、猫の手も借りたい!と叫んでいます。

プログラマー志望者プログラマー志望者

なぜ人手不足なのですか?

昨今と言わず、ITテクノロジーはどんどん進化しているからです。

進化すればするほど、新しい技術を扱える技術者が必要となっていきます。

また、モノのインターネット化IoTといって、今までになかった部分にも技術が広がっています。

そのため、今までIT技術者が必要とされなかった現場にもIT技術者採用の枠が広がっているのです。

需要が高い、つまり必要な人材はどんどん多くなっています。

企業としては他に取られる前に多くの技術者を確保したいということになります。

何の技術が今の時代は求められているのか、ということにアンテナをはっていれば、高年収を狙えるチャンスがあります。

プログラミングなど専門知識が必要

言語にもよりますが、プログラミングの基礎力を習得するには、200~250時間必要と言われています。
(参考:【プログラミングの学習時間】最短で習得までの学習期間と目安となる勉強時間 )

人手不足で条件の良い求人をたくさんかけていてもSEはなかなか集まりません。

それはなぜでしょうか?

SEはプログラミング言語や用語など、専門的な知識が必要です。

そのため、SEになるのはハードルが高いと思われ敬遠されやすく、中々人が集まりにくいのです。

どんどん必要となる人材なのに、応募してくる人がいない、そのため、高いお金を払っても良いからウチに来て!という会社が必然的に多くなるわけです。

また、上記以外に年収が高い理由として、モノではなくサービスを売る仕事である、というのも大きいです。

例えば料理を売る仕事、レストランであれば、店舗の準備、食材の準備、など初期投資や材料を買うのにお金がかかります。

その上、材料を用意したのにその日お客様が入らなければ、用意した食材は廃棄しなければいけません。

SE、プログラマーといった職業は

  • 売るのは自分自身の技術力
  • 強いてかかる費用はパソコン
  • パソコンの維持費、技術の勉強代

費用が少なくて済みますね。

もちろん会社であればいろいろ出費はあります。

しかし、他業界に挙げたような必要な出費や赤字になる要素が少なく、その分、利益を人件費に回してもらえるのが、SEの年収が高い理由です。



SE(システムエンジニア)年収1000万円を目指す方法

年収1000万円。

あなたはもしそれだけのお金を稼げるようになったら何に使いますか?

エンジニアエンジニア

絵空事を聞くような質問になってしまいましたが、決して不可能ではありません!

もちろん、簡単な事ではありませんが…。

それでも、目標はいつだって大きい方がわくわくするします。

実現するかどうかはさておき、そのわくわくが仕事のモチベーションにつながったら良いですよね。

というわけで、

どのような方法をとれば年収1000万円を目指せるのか!

まとめてみました。

需要の高い技術を習得し副業する

「必要とされる」「皆が習得していない」技術を習得しましょう。

プログラミング言語で言えば、比較的難しいと言われている言語を取得しましょう。

  • C++
  • C言語
  • Java
  • C# など
これらは幅広い領域での開発も可能なため、習得しておけば求人には困らないと予想されます。

次に習得難易度が高いプログラミング言語は

  • Go
  • Swift
  • Phyton
これらの言語は、先ほど述べた言語よりはシンプルで、かつ、現在いろいろなところで必要とされる言語です。

特にSwiftはスマホアプリ開発主流の言語ですし、Pythonはアプリ開発のみならず、データ解析や人工知能関連の分野にも使われることが多くなっています。

今をときめく技術・言語ですので、引く手あまたでしょう。

そして、その技術を活かしてガンガン副業をこなしてみましょう

SEはプログラミングを別の人に頼むことがあります。

ランサーズレバテックといった、フリーランスや在宅ワークをしたい人向けに仕事を仲介してくれるサイトを使っていることが多いです。

そこに登録して(無料です)仕事を受注してみましょう。

エンジニアエンジニア

SEの仕事の一端を担ってみたい!という初心者の人にも、現役SEの副業としてもオススメです。

需要の高い技術を習得し転職する

転職編です。

現役SEの人なら現在習得している技術で、より条件の高い会社に転職するのも良いですね。

また、今までに触れたことの無い技術を習得してからなら、さらに条件の良い会社に転職できます。

一つプログラミング言語を習得していれば、他の言語の構造や、勉強の仕方にもどことなく覚えがあるので、スムーズに行くことも多いです。

また、全く違う業種の方でも、スクールに通って一つでもプログラミング言語を習得すれば、他の言語も習得しやすくなります。

エンジニアエンジニア

より選択肢も広がるでしょう。

フリーランス・起業する

起業編です。

いきなり起業というととてつもなくハードルが高いように感じます。

まずは副業のところで紹介したランサーズやレバテックのような仲介サイトでお仕事を見つけましょう。

フリーランスとして実績をあげていくのが手っ取り早いです。

エンジニアエンジニア

また、できれば仕事を回してくれそうな相手とコネクション・人脈を築いておくのも大事なことです。

まとめ


SEはさまざまな面で恵まれ、将来性のある仕事です。

  • 高収入
  • 働き方の選択肢が豊富
  • 未経験者に対するサポート厚い

お給料という面に留まらず、さまざまな点で好印象です。

もし、今ある年収に不満があるのなら

是非、一度プログラミングジャパンに来てみてください。

現在、無料体験を行っておりますので、まずはお気軽な気持ちでプログラミングを始めてもらうことができます。

今回の記事でオススメした言語、Swiftに特化した授業も行っております。

プログラミング学習者プログラミング学習者

難易度としても、企業から求められるといった点でも、申し分のない言語ですので身に着けて損はありません。

年収を上げる事に焦点を当てましたが、やはり楽しんでプログラミング、ものづくりをする事も大事です。

そうすれば、無理に働く、という意識をせずとも自ずと年収もアップするでしょう。

趣味という形で初めているうちに、副業になっていた、という方もいます。

スマホアプリなど身近なものから、作りたい、という気持ちを大事にし、挑戦してみてはいかがでしょうか。

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