初心者だけど、Javaでゲームを作りたい!
でもどうすればいい?
という方に向けて、当記事では
- Javaとはどんなプログラミング言語なのか
- Javaを学ぶメリット
- 実際にゲームアプリを開発するまでの流れ
- おすすめのJavaの勉強方法
といった内容を紹介します。
当記事を読むだけで
- Javaの基礎
- Javaでどのようにゲームを作るか
- Javaやアプリ作成を学べるWebサービスやスクール
について理解でき、すぐにでもJavaを使用できるようになりますよ!
目次
Javaはどんなプログラミング言語か
Javaは最もポピュラーなプログラミング言語の中の一つです。
そのため、下記のように異なるOSでも、一度Javaでプログラムを書けば動作が可能です。
- macOS
- Windows
- Linux
いずれのOSでもプログラムを動作させることができます。
Javaによく似た名前のJavaScriptという言語もありますが、これはまったく別物ですので注意してください。
Javaの歴史
Javaは1990年代前半に、家電に組み込むソフトウェアのための言語として開発が始まりました。
1995年にα版、β版のリリースを経たのち、1996年にアメリカのサン・マイクロシステムズ社によりJava1.0として正式にリリースされました。
元々はJavaという名前ではなく「Oak(オーク)」と呼ばれていました。
しかし、Oakは商標としてすでに登録されていたため、そのままの名前では使えずJavaと名づけられたそうです。
Javaという名前の由来には諸説ありますが、一説には開発メンバーが行っていたカフェの「Java Coffee」が由来となったと言われています。
サン・マイクロシステムズ社は2010年にオラクル社に買収され、現在はオラクル社がJavaを提供しています。
Javaでのゲーム作成をおすすめする理由6つ
「参考書を読んでみたけど、覚えることが多くて難しそう」
「Webでサンプルを見てみたけどよくわからない、初心者にはほかの言語のほうがいいのでは?」
と思う人もいると思いますが、Javaを学ぶことにはたくさんのメリットがありますので
- 楽しさを実感できる
- 日本語で情報を見つけやすい
- 就職や転職に便利
- 細かい管理がしやすい
- 初心者に適している
- 多言語も学びやすくなる
という6点に分けて解説します。
1.プログラミングの楽しさを実感できる
まず、ゲーム作成がおすすめな理由として
- 自分の書いたプログラムがゲームとして動作するので、やりがいを感じられる
- ゲームを少しずつ発展させることで複雑なものが作れるため、楽しくプログラミングを学べる
などの理由が挙げられます。
JavaではAndroidスマートフォン向けのゲームアプリの開発ができます。
2.日本語で情報が見つけやすい
Javaは世界中で使われているため、Webや書籍でJava初心者向けの情報がたくさんあります。
どのように開発環境を整えたらよいか
どこから手をつけて学び始めたらよいのか
困ることはまずありません。
またプログラミングをしていて不明な点があった場合、まず検索エンジンで調べるでしょう。
しかし、英語のWebサイトが検索結果に出てくることも多くあります。
Javaは日本国内でも多く開発者がいるため、日本語のWebサイトを見つけて解決できる可能性が高いです。
3.就職、転職に有利
Javaは20年以上の歴史がある古い言語ですが、現在も
- 銀行などの基幹系システム
- Androidアプリ
- Webサービス
- デスクトップアプリ
など様々なところで使われているため、求人数も多いです。
試しに求人サイトやフリーランスエンジニア向けの案件募集サイトで「Java」で探してみると、Java開発の案件が多く見つかります。
またオラクル社にはJavaの認定資格試験があり、資格を取得することで自分のJavaのスキルを客観的に証明でき、就活に活かせますよ。
4.細かく管理して開発できる
Javaはオブジェクト指向の言語であり、複数人のチームで開発するのに向いているため、細かく管理して開発することがしやすい言語です。
1人ですべてを開発することよりも、仕事としてプログラミングする場合はチームで開発する機会も圧倒的に多くあります。
特に今後、Javaの基礎を身につけたあとに複雑なゲーム作成をしていこうと思う場合には、膨大な量のソースコードを書く必要が出てきます。
ですので、オブジェクト指向の言語でプログラミングしていくことがおすすめです。
5.初心者でもプログラミングしやすい
Javaはプログラマが自分でメモリ管理をする必要がない点が、初心者向けと言えます。
というのもJavaには「ガベージコレクション」という機能があり、使われなくなったメモリ領域を自動で開放してくれるためです。
メモリ管理は難しいためバグを発生させやすく、プログラミング初心者にとって高いハードルとなります。
6.ほかの言語も学びやすくなる
JavaはCやC++をもとに作られており、書き方がそれらの言語と似ているために他言語も学びやすい言語となります。
ということで、Javaを身につけておけば、今後ほかのプログラミング言語を学びやすくなるというメリットがあります。
Javaではどのようなゲームが作れるのか?
実際にどのようなゲームが作れるかについて説明します。
大きく分けると
- パソコン向け
- スマートフォン向け
のゲーム開発などができますので、以下で解説します。
パソコンで遊べるゲーム
パソコンで遊べる有名なゲームとして「Minecraft」もJavaで作られています。
Minecraftはブロックを使って建物を作ったり、マップ内を冒険したり、オンラインで他のプレイヤーと一緒にプレイできるゲームです。
このようにゲームの中に世界を作って、インターネット越しに他のプレイヤーとも遊べるようなゲームを作ることもできます。
ただ、パソコン向けのゲームを作る際には画面自体も全てプログラミングが必要なので、やや難易度が高いです。
スマートフォンで遊べるゲーム
Javaで作成したAndroidスマホゲームの例として
- ランダムに表示された画像を入れ替えて、正しい画像を作るためのパズルゲーム
- タップに応じてキャラクターが動くアクションゲーム
- 正解、不正解を表示し、スコアの保存もできる4択のクイズゲーム
などがあります。
プログラミング初心者にはまずスマートフォン向けゲームの作成をおすすめします。
スマートフォン向けゲームでは
- 文字や画像を表示させる
- 音を出す
- タップやスワイプに応じて何かを動かす
- データの保存
などのやり方がある程度決まっているので、初心者でもゲームが作りやすくなっています。
Javaでプログラミングしてゲームアプリを開発する手順
具体的に、Javaを使ってAndroid用のゲームアプリをどのように作ったらいいか、おおまかな流れを説明します。
大きく分けると5つの手順があります。
- 開発環境の準備
- テスト環境の準備
- どんなアプリを作るのか決める
- 実際にプログラミングする
- 動作させる
たったこれだけの手順で、アプリを作って動かすことができます。
1.開発環境の準備
まず、プログラミングするための環境の準備が必要です。
手順は
- Windows, macOS, LinuxいずれかのOSが搭載されているPCを準備
- Android Studioを入れる
環境の準備はたったこれだけ。
IDE(Integrated Development Environment)とも呼ばれ、プログラムを書くところからコンパイルやビルドなど、ソフトウェアの開発に必要な機能が一通り入っているものです。
Android Studioは下記リンクから無料でダウンロードできます。
インストールについては各OSによって少し違いますが、ほかのソフトウェアをインストールする流れと同じで、難しい手順は必要ありません。
OSごとの手順はユーザーガイドのページに詳細が記されており、いくつかクリックするだけで簡単にインストールできます。
・Android Studioのインストールユーザーガイドページ
2.テスト環境の準備
Androidスマートフォンまたはタブレットを持っている人は、その端末をアプリの動作確認用のテスト端末とすることができるので、特別な準備は不要です。
もしAndroidのスマホもタブレットも持っていない場合は、インストールしたAndroid Studioの中にある「AVD(Android Virtual Device)」で、仮想のAndroid端末を作成することもできます。
上部のToolsタブからAVD Manageを選択すると、仮想のAndroid端末を作成、管理できるウィンドウが表示されます。
デフォルトで1つすでに登録があるので、これも利用できます。
3.どんなアプリを作るのか決める
実際にどのようなアプリを作るか考えます。
初心者向けの書籍やWebページを見て、興味のあるサンプルアプリを探します。
「Java サンプル」とGoogleやYouTubeから調べるいいですよ
プログラミングが完全に初めての場合は、サンプルのソースコードが公開されているものがおすすめです。
4.実際にプログラミングする
作るアプリの内容を決めたら、Android Studioを開いてそこにプログラムを書いていきます。
テキストエディタと同じようにテキスト入力画面が出てくるので、そこにプログラムを書くだけですね。
赤枠で囲った右側のテキスト入力エリアにプログラムを書いていきます。
PCで文字を入力したことのある人ならば誰でもできます。
5.動作させる
プログラムを書いたら、Android端末をUSBケーブルでPCと接続します。
接続するとAndroid端末側で接続方法を聞かれるので、「MTP(Media Transfer Protocol」を選択することで、端末がPCに認識されます。
端末を持っていない人はエミュレータで仮想のAndroid端末を作り、その端末の中でアプリを起動することで動作確認ができます。
上部の緑色の▶︎をクリックすると、仮想のAndroid端末が起動し、作成したアプリが動きます。
Javaを学べるサイト3選
ゲームアプリなら簡単に作成できるとはいえ、Javaの基本的な文法は身につけておく必要があります。
いくつかおすすめのサイトを紹介します。
paizaラーニング
画像参照:paizaラーニング
動画を見てプログラミングを学ぶことができます。
Java体験編の動画では16回の講義があり、どの講義も数分で見られるため、隙間時間に勉強を進めていけます。
有料動画を見たい場合、有料プランに登録する必要がありますが、
- 1ヶ月プラン 1,078円(税込)
- 6ヶ月プラン 4,488円(税込)
- 12ヶ月プラン 7,200円(税込)
となっているため、まずは1ヶ月登録して学んでみる、といった使い方ができます。
progate
画像参照:progate
スライドで説明を読んだ後、実際にwebブラウザ上でプログラミング演習ができるサイトです。
演習問題も講義の内容に合わせて出題され、ヒントを確認したり、答えの確認もできるため、つまずくことなく学習が進められます。
JavaのレッスンI, IIについては無料で見ることができますが、それ以降の有料のレッスンを見るには1ヶ月980円(税別)の支払いが必要です。
一番かんたんなJava入門
画像参照:一番かんたんなJava入門
初心者向けに丁寧に解説されているサイトです。
サイトの管理者自身が、webサイトで情報収集をしながら独学でJavaの勉強をし、androidアプリを作成しています。
環境構築についても説明されているので、実際に自分のPCで環境を作って、サンプルのソースコードを打ち込みながら勉強できる人には向いています。
Javaやアプリ作成を学べるおすすめのオンラインプログラミングスクール3選
「独学で一人で勉強するのは難しそう」
「わからないところがあったときに、質問できる環境が欲しい」
そんな人にはスクールがおすすめです。
特にオンラインのスクールであれば、自宅から気軽にレッスンを受けられます。
プログラミングジャパン
当スクールはスマホアプリの開発に特化しています。
Androidアプリ向けにはKotlin(コトリン)という言語を学ぶことができます。
KotlinはJavaを改良し開発された、比較的新しい言語で、これからこの言語が使えるエンジニアの需要も増えてくる言語なので覚える価値が高いです。
CodeCamp
画像参照:CodeCamp
アプリマスターコースを受講すると、スマホ向けアプリの開発を通してJavaを学ぶことができます。
ニュースリーダーアプリやカメラアプリなどの開発ができます。
TECHACADEMY
画像参照:TECHAKADEMY
こちらのスクールも、Androidアプリコースの開発を通してKotlinを学べるようになっています。
毎日15:00~23:00はチャットでのサポートがあるため、学校や仕事が終わったあとにプログラミングの勉強をして、疑問点があった場合にすぐに質問することができます。
まとめ
ゲームプログラミングをするというのは難しそうに感じる方もいると思いますが、ゲームアプリ開発であれば難易度はそこまで高くありません。
独学またはスクールのどちらでも、自分にあった勉強方法でプログラミングを始めましょう。
プログラミングを始めようか迷っていませんか?
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