「システムエンジニアになりたいけど、資格は1つも持ってない!」
システムエンジニアの転職を考えてるけど、まずは資格を取るべきか?
転職をはじめてしまうべきか?
悩んでいるあなた。
この記事では
- 「資格がなくてもシステムエンジニアになれる理由」
- 「資格を取る場合、どの資格を取ったら良いのか?どのくらい有利になるのか?」をお伝えします。
SE(システムエンジニア)になるために資格は必要か
近年注目を集めるSEのお仕事。
なるにはやっぱりまず資格を取る事だよね?
と思われる人も多いでしょう。
今回は、資格の有用性についてお話します。
資格取得は必須ではない
就職・転職時に資格を取っていなくても、SEになることができます。
転職サイトindeedにて検索
◎検索条件
- 「未経験者歓迎 システムエンジニア」
- 「東京」
1000件近くも求人募集があります。
どこそこの学校を出ていなければいけない、とか、こういう資格を取得していないとSEになれない、といったことは全くありません。
会社によっては、入社後に教育の一環として取るのを勧めてくる場合もあります。
それなら無資格でも良いのでは?と思われるでしょう。
資格があると保有技術を明確に示すことができる
就職・転職時に非常に有利になります。
あなたが面接官だとします。
受験者が
「わたしはとってもすごいSEで、こんなすごいアプリを作ったことがあるんですよ!」
とアピールしたとして、信じられますか?
「本当なの?作ったって言っても開発のどこからどこまで関わったの?」などなど質問攻めにしてしまいますよね。
難しい資格に合格していればすぐに知識が証明されます。
また、未経験で就職・転職しようとしているのであれば、「この人は会社の研修に頼りきりにならず前もって勉強してきたやる気のある人」と思われて有利に選考が進むでしょう。
フリーランスとして働く場合でも、こんな資格を取っています!と言ってクライアントからの信用を得ることもできます。
資格を取ることで
- やる気をアピールできる
- 技術力の信頼性をアピールできる
もちろん技術や経験を重視するクライアントや会社もあります。
しかし、技術や経験などそういったものは人によってまちまちですよね。
同じ分野内の仕事をしていても、Aの技術は習得しているが、Bの知識についてはさっぱり・・という人がいます。
経験者の方でも、敢えて資格の勉強・取得をすることで改めて知識を深め、技術を裏付けることができるようになります。
意外と経験者でも、資格勉強を始めてみると「これってこういうことだったのか!」という発見がありますよ。
未経験の人も経験者の人も、資格を取得することでその分野への知識を証明できるようになります。
資格取得で奨励金、資格手当が支給されることがある
資格を取る事を応援する意味で奨励金をもらえます。
資格を取っていれば毎月のお給料に資格手当が加算されたりすることもあります。
これは実際の求人例に載っていた条件です。
資格手当や資格取得支援制度、資格合格報奨金など資格に関する手当や制度が充実していることが分かりますね。
資格手当の相場は、資格によって異なりますが5,000~15,000円ほどとなっています。
会社選びの条件として優先して見ると良いでしょう。
会社側の社員の資格取得のメリット
- 取引先に技術力のアピールができる
- 取引先に技術力を信頼してもらえる
取引先にこういった技術をもったメンバーがそろっていますよ、と信頼してもらえるので率先して資格をとるよう勧めているのですね。
資格を取ることで得られるメリット
- 会社からも取引先からも信頼を得られる
- 手当などで年収がUPする
これ以上のメリットは無いですね。
SE(システムエンジニア)になるために取得したい資格
SEが取るべきとされる代表的なものをオススメ順に紹介していきます。
◎ITパスポートとは?はこちらの記事にてご紹介しています。ITパスポートとは?取得するメリット、試験概要、難易度と合格率を徹底解説
◎勉強法についてはこちら。
ITパスポートの効果的な勉強法とは?おすすめ参考書、合格するために必要なこと
基本情報技術者試験と似通った出題範囲で比較的取得が簡単な試験です。
気軽な気持ちで挑戦してみてはいかがでしょうか。
基本情報技術者試験(国家資格)
IT技術者の「基本」とされる知識を幅広く扱った国家資格です。
SEはシステム開発の流れ全体を管理・把握しなければなりません。
- テクノロジー
- 経営面の戦略
- マネジメント
といった多くの知識が必要になります。
応用情報技術者試験(国家資格)
「応用」的なIT知識・技術を持った人を対象にした国家資格です。
基本情報技術者をとったら、次に挑戦すると良い資格です。
システムアーキテクト試験(国家資格)
開発を主導する人を対象にした国家資格です。
「アーキテクト」とは設計者、という意味になります。
SEとして活躍するようになったら是非取っておきたい資格です。
プロジェクトマネージャ試験(国家資格)
開発全体の責任者に必要な知識を扱った国家資格です。
システムアーキテクトなど、情報処理技術者として実際のシステム開発の経験も必要となります。
難易度が高いこともあって、社会からの需要も高く、IT業界では花形とされる資格です。
オラクルマスター(ベンダー資格)
日本オラクル社が公式に運営する「Oracle Database」シリーズを扱う技術力を証明する資格です。
Oracle Databaseとはデータベース(データの集合、表など)を管理するシステムのことです。
データベースの仕組みやSQL(データベース言語)の基礎が出題されるので、身につけた知識はOracle製品に限らず活躍させることができます。
オラクルマスターDBAには4つのグレードがあります。
上位の資格をいきなり受験することはできません。
下位の資格から順番に合格してから次の試験、というように徐々にグレードを上げる必要があります。
また、2020年1月より新資格「オラクルマスターSQL」が始まりました。
この試験は、Oracle Databaseのバージョンに対応して試験が行われます。
そのため、一度取得すれば一生使えるというわけではありません。
しかし、新機能の確認が中心となる移行試験が用意されていますので、資格を更新していくことでフレッシュな技術の証明になります。
オラクルJava認定資格(ベンダー資格)
日本オラクル社が認定する、プログラミング言語「Java」の技術者資格です。
皆に必要とされる知識・技術ですから、認知度も高く、取得するメリットは大きいです。
グレードは3つありますので、知識レベルに合わせて受験しましょう。
ちなみに、一番高いグレードのみ、一つ手前のグレードに合格しておかないと受験できません。
資格取得のための勉強法
勉強法について、大きく2つに分けて紹介しています。
予算や自分自身のスケジュール、向き不向きなどを考慮し勉強を進めていってください。
独学で勉強する
自分自身のマネジメントに自信があれば、参考書・インターネットを駆使し独学で合格を目指しましょう。
★オススメの方法★
⑴過去問題をひたすら繰り返す。
⭐︎1問解いたらすぐ答え合わせと解説を読みます。
⑵わからない単語や説明を調べる。
⭐︎参考書・インターネットを使って理解を深めましょう。
この方法が最も効率よく勉強できます。
以下、オススメの学習ツールを紹介します。
◇Webサイト
このサイトを使ってひたすらに問題を解きまくりましょう。
問題を解いたらすぐに答えと解説が出てきます。
◇参考書
専門用語が多いIT業界、覚えることがいっぱいです。
しかし、この参考書では可愛いイラスト・簡単な表現を使ってわかりやすく説明してくれます。
現在、ITパスポート試験、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験の本が出ています。
過去問題がついているのでより実践的に学べるでしょう。
最近の合格教本シリーズは説明がわかりやすくなっています。
◇学習ソフトウェア
⭐︎新マル合格資格奪取! ITパスポート試験・基本情報技術者試験・応用情報技術者試験
2011年に発売されたニンテンドーDSのソフトです。
古い情報ですが試験問題は過去の問題もよく出てきます。
土台の知識としては変わっていない部分が多いのでおすすめです。
中古などで安く購入できるのであればゲーム感覚で問題を解いていくと良いでしょう。
⭐︎メディアファイブ プレミア6 7つの学習法 応用情報技術者試験
Windows用のソフトです。
お値段は少々張るのですが、速読学習法やスケジュール学習法など、7つの学習方法で合格に導いてくれます。
また、最長2年間最新データを無料でダウンロードできるなど、手厚く学習をサポートしてくれます。
プログラミングスクールを受講する
スクールを受講するのは、お金はかかりますが最も効率が良い方法です。
スクールのメリット
- わからないところがすぐに聞ける
- 学習スケジュールをスケジューリングをしてもらえる
独学であまり進まなかった人でもトントン拍子に理解が進む、なんてこともあります。
でも、スクールって時間がある人が行くものじゃないの?仕事が忙しくて通えないよ
そんな人におすすめです。
例えば、プログラミングジャパンでは完全リモートで授業を行っています。
平日・土日の決まった時間に、という形でご自分にあったペースで受講することができます。
更に、お金を払ってしまった分、やらなければ!という気持ちにもなりますよ。
中々やる気の出ない…という人でも自分を追い込めるでしょう。
資格には国家資格とベンダー資格がある
ITの資格は、どこが実施しているか、という意味で大きく2つに分かれます。
- 「国家資格」…独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施
- 「ベンダー資格」…製品の知識・技能を問う資格認定を、作った企業が実施
この2つの違いや、自分のおかれている状況ではどちらをとったら良いのか、という事を見ていきましょう。
国家資格とベンダー資格の違い
大きな違いは日本(国)が認めているか、企業や団体が認めているかになります。
それによって生じる違いをまとめてみました。
◇国家資格
信用度合・・・日本国内では高いですが国外に出てしまうとあまり通用しません。
受験費用・・・全試験区分共通で5,100円(税込)で、安めです。
有効期限・・・今のところ、取り直しの必要や通用しなくなる、といったことはありません。
◇ベンダー資格
信用度合・・・試験対象の製品が高いシェアを誇るのであれば、世界的に通用します。
受験費用・・・資格によって異なりますが、概ね10,000~15,000円と高めです。
有効期限・・・有効期限があり、期限がすぎれば失効、という資格もあります。
国家資格とベンダー資格、どちらが良いか
まだ経験者ではない、経験が浅い、というのであれば国家資格を目指しましょう。
ベンダー資格は資格維持のために何度か試験を受けなおさなければならない場合があります。
やはりそれだけ労力を伴うのであれば、その製品を多く扱う専門家にならない限り資格保持する必要性も低くなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
資格取得はSEになるのに必須ではありません。
しかし、お給料UPや信頼を得られること等、メリットがたくさんあります。
無料体験もありますのでお気軽にスクールの空気を感じることができますよ。
SEとしての実力がつき、余力があれば資格取得を目指してみましょう!
また、プログラミングジャパンでは受講中、いつでも質問できます。
受講中に資格勉強について相談してみてくださいね。
プログラミングジャパンとは
プログラミングジャパンは日本初の「スマホアプリ開発」専門のプログラミングスクールです。
スマホアプリ開発企業と直接提携することによって他のスクールにはない
『スマホアプリエンジニア』としてのキャリアを最短2ヶ月で築くことが出来ます。