PHPを学べるオススメの本を紹介していきます。
私たちの身近なネットサービスである
- 個人や会社のブログサイト
- ネットショッピングサイト
などのサイトは「PHP」で作られていることが多いです。
ですから、知らず知らず「PHPで作られたサイト」を一度は見ているかもしれません。
PHPの特徴は
- Webサイトを構築する機能が豊富
- シンプルにプログラミングができる
という特色もあって初心者でも取り組みやすい言語になっています。
そのため、PHPプログラマーの需要も多く、今後も増えていく傾向があります。
そこで、本記事では
- PHPを題材にした本を選ぶポイント
- プログラミング未経験者におすすめのPHP入門書
- PHPの基礎を身につけるおすすめの学習本
- 中級者以上におすすめのPHPの参考書
などを紹介していきます。
プログラミング「初心者」から「経験者」「中級者以上」の方でも学びやすい本を選びましたので参考にしてください。
目次
PHPの本を選ぶポイント
PHPの勉強に使う本は、「人気が高い」・「評判になっている」といった理由だけで選ばないことが大切です。
でないとせっかく本で勉強しても無駄になってしまうこともあるのです。
ここからは「PHPが学習できる本を選ぶポイント」についてご紹介していきます。
ポイントその1:自分の知識レベルに合っていること
まず、第一に現在の自分の知識レベルに合っている本で勉強することが大切です。
これはPHPに関わらず、どのプログラミング言語でも言えることですね。
例えばプログラミング未経験の人が、「ショッピングサイト」を作りたいと思ったとします。
すると、いきなり「ショッピングサイトの開発」を主題した、とても高度な内容の書籍を選んでしまいます。
こういった「専門性のある書籍」は「ある程度プログラミングの基礎が分かっている人向け」に作られています。
プログラミング未経験の方なら、まずは
- PHPの基本知識
- Web技術の仕組み
などが学べる本で基礎を固めるべきです。
PHPは初心者でも取り組みやすいプログラム言語です。
しかし「Webの仕組み」などが分かっていないとプログラムを組むのが難しいでしょう。
- プログラミング経験の有無
- Web関連技術の知識
などを考慮したうえで書籍を選ぶのがよいでしょう。
ポイントその2:実際に試しながら学習できること
PHPを本で勉強するときは、実際にプログラムを動かしながら勉強できる書籍を選ぶと良いです。
中には、PHPのプログラムの仕組みや文法を説明するだけの本もあります。
しかし、実際にプログラミングを試せないと身に付けるのが難しいです。
- プログラムを自分で書く
- 動作させた結果を確認する
といった実経験を繰り返すことで学習効果はかなり高まります。
PHPは「Webサーバ上で動作するプログラム言語」です。
実際に動作環境の構築やデバッグ(エラーのある場所を修正すること)をしてみると、思ったより苦労することも多いのです。
そのため、
- PHPの環境構築
- 動作確認のやり方
といった点がしっかり解説してある本を選ぶのがオススメです。
ポイントその3:どの『PHPのバージョン』で学ぶか
こちらも重要ですがPHPの本を選ぶ際にどの「PHPのバージョンで学ぶか」という点が挙げられます。
具体的にPHPには
- PHP5(バージョン5)
- PHP7(バージョン7)
の2つのバージョンがあります。
このバージョンの違いによってプログラムの仕様が大きく異ってくるので解説もそれぞれ異ってくるのです。
以前は「PHP5」が多く使われていました。
しかし、現在はパフォーマンス改善などが行われた「PHP7」が主流になっています。
「PHP7」では、「PHP5」で作られたプログラムがそのまま動作する保証がありません。
したがって「PHP7とPHP5の違い」は意識しておく必要があるのです。
しかし、開発するプログラムが「PHP5」の場合は、PHP5を取り扱った本で勉強するようにしてください。
プログラミング入門者(未経験者)のためのPHP入門書
プログラム入門者(未経験者)がPHPを勉強する場合は
- プログラミングのやり方
- PHPの文法
- プログラミングの書き方
- Web技術の基礎知識
などが同時に学べる書籍がオススメです。
PHPは、開発環境の構築などにやや手間がかかります。
また、
- イラストを取り入れた本
- 専門用語が丁寧に説明されている
などがある本も初心者が理解しやすいのでオススメです。
ここからは上記のポイントを踏まえた初心者にオススメの書籍を紹介します。
『誰もがあきらめずにすむPHP超入門』
著:西沢 夢路
出版社 SBクリエイティブ
『誰もがあきらめずにすむPHP超入門』は
- 体験してから覚えていく学習方法
- イラスト交えながらの解説
- 初心者がつまづきやすいポイントの解説
などいった特徴があげられます。
所々に癒やし系のネコのイラストが掲載されているので女性にも入りやすいのではないでしょうか。
『誰もがあきらめずにすむPHP超入門』はイラストだけではなく、体験してから覚えていく形式を取っています。
書籍のタイトルにあるように「あきらめない」ことをコンセプトに、初級者がつまずきやすいポイントをしっかり抑えているのも嬉しいポイントです。
サンプルプログラムには「Webチャット」や「なんちゃってSNS」などがあり、楽しみながら勉強ができます。
『スラスラわかるPHP』
著:志田 仁美
監修:アシアル株式会社
出版社:翔泳社
『スラスラわかるPHP』は
- プログラミングの知識ゼロでもわかる丁寧な解説
- インターネットやwebサイトの仕組みも学べる
といった特徴があげられます。
『スラスラわかるPHP』は翔泳社の「スラスラ分かる」シリーズの初心者向け書籍です。
その他
- Webの初歩的な知識
- プログラムの基本知識
- セキュリティ
など幅広く勉強できる特徴があります。
イラストも多くて読みやすく、ずっと本を読むのがツライ方でも続けやすいです。
基礎知識を身に付けたい人におすすめのPHP学習本
他の言語で「プログラミングの基礎はできてるから、PHPをしっかり学べる本がいいな」といった事情の人はPHPの言語仕様についてしっかり解説している書籍がおすすめです。
ここからはそれらPHPの基礎を解説している書籍を紹介します。
『独習PHP 第3版』
著:山田 祥寛
出版社:翔泳社
『独習PHP 第3版』は
- 解説
- 例題
- 練習問題
という3ステップで、しっかり学習できる点が特徴です。
100万部以上の販売実績がある翔泳社の「独習」シリーズのPHP版です。
「独習」シリーズは、練習問題で理解できているのか確認ができるので成長を実感しながら学習が出来ます。
- データベース(SQLite、MySQLなど)接続
- オブジェクト指向
- セキュリティ対策
など「PHP7」の仕様で、幅広いPHPの基礎知識が勉強できます。
『詳細!PHP 7+MySQL 入門ノート』
著:大重 美幸
出版社 ソーテック社
『詳細!PHP 7+MySQL 入門ノート』は
- 文法、オブジェクト指向などの基礎
- フォームを使ったページ遷移
- セッション
- クッキー管理
などの基礎的な部分から、実践的な内容まで幅広く解説しているのが特徴です。
実践的な内容は、すぐにホームページの作成に使えます。
ただ、網羅性があるだけにページ数が528ページと多いです。
したがって、1ページずつ読むより、知りたいところを中心に読むと効率的に勉強できるでしょう。
『よくわかるPHPの教科書 【PHP7対応版】』
著:たにぐち まこと
出版社:マイナビ出版
『よくわかるPHPの教科書 【PHP7対応版】は
- サンプルを作りながら学ぶ
- イラストを使ったわかりやすい解説
といった特徴でPHP入門のベストセラー書籍になっています。
書籍内の「Twitter風ひとこと掲示板」の作成では
- ユーザログイン機能
- 投稿機能など本格的
などのアプリケーションが作れるようになります。
無料でPHP(プログラミング)が学べるおすすめの学習サイトをこちらの記事で紹介しています
【中級者以上】PHPの応用やサイト作成時に参考にしたい本
PHPの基礎が固まってきた中級者以上の人は
- フレームワーク(枠組み)の使用
- 他のプログラムとの組み合わせ
など、様々な現場で使える実践的な知識を身に付けられる書籍がオススメです。
ここからはそういった実践的な内容を抑えた書籍を紹介します。
『気づけばプロ並みPHP 改訂版–ゼロから作れる人になる!』
著:谷藤 賢一
協力:徳丸 浩
出版社 リックテレコム
『気づけばプロ並みPHP 改訂版–ゼロから作れる人になる!』はショッピングサイトの作成を通して実践的なプログラミングを学べるといった点が特徴です。
最終的にフルスクラッチすべて自分で作ることでショッピングサイトを作ることを目的にしています。
そのため、一通りのPHPプログラミングが理解できるようになります。
PHPの初級者を卒業し、本格的なプログラムを組んでみたいという方にはおすすめです。
『PHPフレームワーク Laravel入門』
著: 掌田 津耶乃
出版社 秀和システム
『PHPフレームワーク Laravel入門』はPHPフレームワークで人気の高いLaravel(ララベル)の入門書です。
PHPで仕事をしたいなら抑えておきたい技術・知識です。
フレームワークってなんだろう?
という人でも基礎レベルから学ぶことから出来ます。
「生産性の高いPHPプログラミング」をしたい方に本書をおすすめしたいです。
『プログラミングPHP 第3版』
著:Kevin Tatroe、Peter MacIntyre、Rasmus Lerdorf
訳:高木 正弘
出版社 オライリージャパン
『プログラミングPHP 第3版』はプロレベルのPHPプログラミングスキルや知識が満載の書籍です。
- オブジェクト指向
- 文字列処理
- 配列処理
- 拡張モジュール
などなど、入門書では曖昧だった点がハッキリ理解できるようになります。
やや難しく読みづらい点もありますが
- なんとなくプログラムを書いている
- ネットで調べてコピペでプログラムしている
という方には最適な本です。
今よりワンランク上のPHPプログラミングができるようになります。
まとめ
PHPプログラミングを効率的に学習するには、色々な本に手を出すより、1冊の本をしっかり読み通すほうがオススメです。
長い目でみればより効果的に勉強ができます。
自分に合う書籍を上手に選んで、ステップアップしてくださいね。
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『いきなりはじめるPHP~ワクワク・ドキドキの入門教室』は2021年現在、使えない。序盤のXAMPPのポート問題でいきなりページが止まる。2020年ぐらいまではいけたろうが2021年現在、skype等問題があるので他の本を買わざるを得ない。
宇治抹茶さん、最新情報をありがとうございます。記事からは削除させていただきました。