

「プログラミング教育を習い始めている子が増えているけど、自分の子どもも習うべきだろうか?」

そもそも、なぜ子どもにプログラミング教育が必要なのか知りたい!
2020年度から小学校にてプログラミング教育の必修化が開始したことで、子どものプログラミング教育に注目が集まっています。
世の中のIT化がさらに進む中、子どもにプログラミング教育を受けさせるべきか悩む方も増えてきていますね。

ひとことでプログラミング教育といってもいろいろなサービスがあるため、正直どれがよいか迷います
保護者世代が小学生だった頃はプログラミング教育はありませんでした。

そもそもプログラミング教育で何が得られるの?
といったように、イメージが湧きにくいのではないでしょうか。
この記事を読んでいただくことで、自分の子どもにはどの学習がよいかがわかるようになります。
ぜひ学習選びの参考にしてみてください!
目次
子供のプログラミング教育は必要なのか?
それには、主に2つの理由があります。
IT人材の不足
経済産業省のITの人材需給に関する調査によると、現在日本では約37万人のIT人材が不足しているとされています。
(参照:IT人材需給に関する調査/経済産業省)
今後、世の中のIT化の流れはさらに加速していきます。
経済の低迷
かつて、日本はアメリカに次ぐ経済規模を誇りました。
自動車や家電など製造業を中心とした国内メーカー各社が、大量生産・高品質・低価格を実現。

「ジャパン・アズ・ナンバーワン」とも評されました
2000年代情報革命が起き、世界各地でIT分野の新しいビジネスが立ち上がります。
かつて世界経済の中心は製造業でした。

そのIT化の勢いに乗り遅れた日本は、またたく間に経済状況が悪化し現在に至ります。
DX=デジタルトランスフォーメーションとは?
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること
引用元:経済産業省/DX推進ガイドライン
2020年度に小学校でプログラミング教育が必修化される
先述した背景により、2020年度から小学校にてプログラミング教育の必修化がスタートしました。
「小学校でプログラミング学習をしたところで、変化の早い時代においてはやがて通用しなくなるのではないか?」と感じる方もいるでしょう。
子どもたちに、コンピュータに意図した処理を行うよう指示することができるということを体験させながら、将来どのような職業に就くとしても、時代を超えて普遍的に求められる力としての「プログラミング的 思考」などを育むことであり、コーディングを覚えることが目的ではない
プログラミングの体験を通して、変化の激しい社会において必要とされるスキルを養うこと。
そして、将来どの仕事に就いたとしても活躍できるキッカケとなることを期待されています。
なぜプログラミングを学ぶことが将来に役立つことに繋がるのか?さらに詳しく解説していきます。
子供がプログラミング教育を受けるメリット
子どもの内からプログラミングを学習することには、4つのメリットがあります。
- プログラミング的思考(論理的思考)を身につく
- IT知識・スキルが身につく
- 集中力が身につく
- 自分でモノ作りができるようになる
ひとつずつ詳細を解説します。
メリット1 プログラミング的思考力(論理的思考)を身につく
プログラミングを学習することで、プログラミング的思考力(論理的思考力)が身につきます
プログラミング的思考力とは
例えば、普段私たちが使っているスマホアプリも、小さなプログラミングコードの集まりです。
何かエラーがあったときに、ひとつひとつ問題を確認していては時間が掛かってしまいます。
◎プログラミング的思考を身に付けることで・・。
子どものプログラミング学習について、文部科学省では次のように述べています。
引用:「プログラミング的思考」を身に付けることは、情報技術が人間の生活にますます身近なものとなる中で、それらのサービスを受け身で享受するだけではなく、その働きを理解して、自分が設定した目的のために使いこなし、よりよい人生や社会づくりに生かしていくために必要である。
言い換えれば、「プログラミング的思考」は、プログラミングに携わる職業を目指す子供たちだけではなく、どのような進路を選択しどのような職業に就くとしても、これからの時代において共通に求められる力であると言える。”
引用元:文部科学省「小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)」)
このようにプログラミング的思考力は、将来子供がIT業界を目指さなかったとしても、どの職業でも役立ちます。
メリット2 IT知識・スキルが身につく

子どもの内からプログラミングなんて必要でしょうか?
現在、さまざまな分野でIT化が進んでいます。
今やIT活用はIT業界だけではなく、すべての業界でIT活用、知識、スキルは求められ、どの業界で働くにしてもITスキルは必要不可欠です。
IT業界で働くシステムエンジニアは、平均年収も高く、スキルさえあれば転職も容易です。

子どもの将来に不安を感じることも少なくなりますね。
メリット3 集中力が身につく
プログラミング学習は集中力が身につきます。
「勉強しなさい!宿題やりなさい!」とわざわざ言わなくても、子どもが自主的に勉強していたら嬉しいものですよね。
メリット4 モノづくりができる
プログラミングを学ぶことで、モノづくりができます。
プログラミングを学ぶことでできるモノづくりとは?
◎プログラミング言語とはコンピュータが理解できる言葉。
それを駆使して指示・命令を与えながら、サービスを作り上げていきます。

途中、思うように動かず、悩むこともありながら、試行錯誤を繰り返していくことで、やがて自分が思ったように動くようになります。
子どもがプログラミング学習できる方法は何がある?
学校以外で子どもがプログラミング学習をする方法は大きく2つあります。
- プログラミング学習サイト・アプリの利用
- プログラミング(ロボット)教室へ通う
それぞれの学習方法にはメリット・デメリットがあります。
また、年代によって利用すべきプログラミング学習方法は異なりますので、子どもにあった学習方法を選択してください。
プログラミング学習サイト・アプリの利用
プログラミングをサイトやアプリを利用することによるメリットとデメリットは以下となります。
- 親子で一緒に学習できる
- ゲーム感覚なので楽しい
- いつでもどこでも学習できる
- 学習費用が安い
- 一定レベルから上達しにくい
- 途中で飽きる可能性がある
料金も教室に比べて安く、中には無料でできるサービスもあります。
その場合は、子どものレベルにあったサービスへの変更を検討しましょう。
プログラミング(ロボット)教室へ通う
プログラミング(ロボット教室)に通うメリットとデメリットは以下になります。
- レベルを継続的に高められる
- 友達が作れる、友達と一緒に学習できる
- 費用が高額
- 通うための移動や時間の確保が必要
- 教室との相性によって合わない可能性がある
プログラミング教室は、子どものプログラミング能力向上を目的とし、専任スタッフが配置されてます。
子どもにとっては友達と遊ぶ時間は大切なものです。

保護者の方の中には、子どものころ無理やり塾に連れていかれて嫌な思いをした方もいるのではないでしょうか。
進路や学習法など、なんでもご相談ください!
プログラミングの学習や将来について迷っていませんか?
「キャリアはこのままでいいのか?」
「学習法が合っているのか?」
など
あなたの悩みをご相談ください^^
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子どものプログラミング学習を年代別に解説
プログラミング学習が必要だからと、親が無理やりやらせるのはいけません。
プログラミングを覚えるのはなかなか難しいことです。
「できなかったことができるようになる」ことを積み重ねて行ってあげてください。
幼児・未就学児におすすめのプログラミング学習方法
おすすめの学習教材:
- ロボットマウス
- キュベット
- はじめてのプログラミングカー
小学生におすすめのプログラミング学習方法
小学校でもプログラミングの授業が始まります。
しかし、「プログラミングを教える授業」があるというわけではありません。
算数や音楽など各教科の中で教える程度です。

インターネット教材は無料のものが多いため、気軽に始められますよ。
しかし、子どもは自分ひとりの力で問題解決をする力はまだ持ち合わせていません。
同年代の子どもたちと一緒に学習をしたり、専門スタッフに教わることで学習意欲が高まり、さらにプログラミングの世界が広がるでしょう。
おすすめの学習教材:
- Scratch(スクラッチ)
- Viscuit(ビスケット)
- CodeStudio(コードスタジオ)
中学生におすすめのプログラミング学習方法
中学生になると徐々に将来の夢や就きたい職業を考えるようになりますね。
ある程度自分で判断できるようにもなります。

そのため、本人がやりたくないのにプログラミング学習を無理強いしても逆効果です。
そのため、プログラミング的思考力(論理的思考力)を鍛えるような学習教材がおすすめです。

もし、中学生本人がプログラミング学習に意欲的であれば本人の意向を尊重した上で、プログラミング教室など学習環境を提供するとよいでしょう。
おすすめの学習方法:
- プログラミン
- CodeStudio(コードスタジオ)
- プログラミングスクール
高校生におすすめのプログラミング学習方法
高校生は忙しいですよね。
大学受験などもあります。
そのために、学校の授業の予習・復習、あるいは塾に通う必要も出てくるでしょう。
その合間を縫ってプログラミング学習をすることになります。
時間が限られているため、高校生のプログラミング学習は難しいと感じるかもしれません。
プログラミング言語の学習は、Progateやドットインストールなどのサイトで学ぶことが可能です。
さらに体系的に学習したい場合は、プログラミングスクール受講を検討するのもよいでしょう。
おすすめの学習方法:
- Progate
- ドットインストール
- Udemy
- プログラミングスクール(高校生の受講可能なスクール)
子ども向けおすすめのプログラミング学習教材・学習サイトを年代別に紹介

しかし、プログラミング学習サイトはたくさんあり、「どれを利用すればいいか迷う」と悩んでしまいますよね。
ここでは、年代別におすすめのプログラミング学習サイト・アプリをご紹介します。
幼児・未就学児向けおすすめのプログラミング学習教材・学習サイト
遊びを通してプログラミング的思考に触れることを目的として選ぶと良いですよ。
ロボットマウス
コーディングカードを使ってゴールまでの道のりを組み立て、ロボットマウスに入力。
ロボットマウスは組み立てたプログラム通りに進み始めます。
ロボットマウスに命令をすることで、前進やバッグ、ターンなどの行動や、光る・鳴くなどのアクションが実行されます。

キュベット
操作はシンプル。
しかし、コーディングは数十億通り。

はじめてのプログラミングカー
スタートとゴールを決めて、「めいれいカード」を「くるま」にかざす操作をすると、冒険マップの上で命令どおりに「くるま」が動きます。

小学生向けおすすめのプログラミング学習教材・学習サイト
小学生向けのプログラミング学習教材・学習サイトは、プログラミングの必修化に伴い増えています。
わからないからと言って放置せず、親も一緒に学び、親子でともに考えることに意義があるのです。
Scratch(スクラッチ)

プログラミング教室で使用されることもあり、「Scratchでプログラミングを始めた」という子どもも多い定番ソフトです。
Scratchは、ブロックを組み合わせることで、自分だけのゲームやアニメーション作成ができます。
作った作品をほかの人に公開したり、ほかの人が作ったゲームを遊ぶことも可能です。
費用 | 無料 |
対象年齢 | 8〜16歳 |
公式サイト | https://scratch.mit.edu/ |
Viscuit(ビスケット)

対象年齢は4歳〜となっており、小さい子どもでもプログラミングをかんたんに理解できることが特長です。
子ども向けの学習教材と思いきや、作成できる幅は広く、例えばアニメーション・ゲーム・絵本なども作成できます。
費用 | 無料 |
対象年齢 | 4歳〜 |
公式サイト | https://www.viscuit.com/ |
Code Studio(コードスタジオ)

パズルのようにブロックをつなげてプログラミングを行う「ビジュアルプログラミング言語」によって進めていきます。

上級者になるとスマートフォンアプリも作成できますよ。
本格的なプログラミング学習システムです。
費用 | 無料 |
対象年齢 | 4歳〜 |
公式サイト | https://studio.code.org/courses |
中学生向けおすすめのプログラミング学習教材・学習サイト
プログラミングを学ぶメリットは、小学生と変わりません。
論理的思考力とプログラミングの役割の理解、想像力を身につけるなどです。
また、早い段階からプログラミングを学ぶことにより、将来的に「仕事の選択の幅」が広がります。
本人の意思を尊重して、本人がやる気になった時に全力でサポートできる環境を整えておきましょう。
Raspberry Pi(ラズベリーパイ)

教育を目的に開発されているため、5,000円程度と安価です。
安価とはいえ非常に実用的な教材です。
音楽プレーヤーやラジオ、臭気センサーや、難易度が上がると監視カメラやドライブレコーダーにも活用ができるなどあらゆる使い方が可能です。
Swift

Swiftはプログラミング言語の中でも比較的新しい言語です。
Swiftを使えば、iPhoneアプリが作成できます。
自分で作成したアプリを友だちや家族に遊んでもらうことで、作る楽しさや達成感が得ることができるでしょう。
micro:bit(マイクロビット)
画像参照元:micro:bit
micro:bitには、地磁気センサー、加速度センサー、温度センサー、光センサーが組み込まれており、ウエブブラウザ上でプログラミングをすることで、あらゆる開発ができます。
「micro:bitコンテスト」も例年開催されているので、コンテストに参加することで学習に対するモチベーション向上が期待できます。
高校生向けおすすめのプログラミング学習教材・学習サイト
まずは、学ぶ目的を明確にし、学習の進め方も考えておきましょう。
何が学習に必要かを判断し、プログラムが完成するのにどのくらいの期間が必要か考え、一日にどれくらいの作業時間を確保すべきか考えて、あらかじめスケジュールを決めて取り組みましょう。
Progate(プロゲート)

開発環境を用意する必要がなく、イラスト中心のスライドを用いた簡単なレッスンのあとに、実際にコードを書いていきます。
学習を進めるたびにレベルが付与されたり、ランキングが表示されるので、ゲームのように楽しみながら学習できることが特長です。
学習できるプログラミング言語もほぼ網羅されており、学習したい言語から進めることができます。
Ozobot(オゾボット)

紙とペンがあれば操作が可能なOzobotは、プログラミングコードを画面に向かって操作するというプログラミング学習とは異なり、「ロボットが命令やプログラムに沿って動くこと」を直感的に操作だけで体感できます。
Ozobotを使うことで自然にプログラミング的思考が身につきます。
プログラミングスクール

昨今のプログラミングブームにより、社会人でも未経験からITエンジニアを目指してプログラミングスクールを受講する人が急増しています。
「プログラミングスクールは大人が通うものでは?」と感じるかもしれませんが、プログラミング学習は若いうちの方が、脳に知識が定着しやすく、IT業界への転職も有利です。
最近では学生がプログラミングスクールに通うことは珍しくありません。
これからの時代は専門性が重要といわれており、専門スキルさえあれば中学生でも月収100万円以上を得る時代です。
しかしながら、プログラミングスクールといっても多種多様です。
高校生であれば次のようなポイントでスクールを選びましょう。
- 専任の講師がマンツーマンで指導してくれる
- プログラミングの基礎から学べる
- アプリが自作できる

例えば「プログラミングジャパン」は、iphoneアプリ・Androidアプリの開発言語である「swift」と「kotlin」に特化したスクールです。
「swift」と「kotlin」は海外では人気が急上昇中の言語ですが、日本ではまだ学習している人が少ない言語であるため、高校生のうちに学習することで、将来のチャンスが広がります。

プログラミングジャパンでは、体験学習も無料で実施していますので、ご興味をお持ちの方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
子供向けおすすめのプログラミング教室を紹介
ここでは、おすすめのプログラミング教室をご紹介します。
ヒューマンアカデミーこどもプログラミング教室

◎3年間で着実にスキルアップができるカリキュラムを用意
- 1年目は初級ベーシックコース
- 2年目は中級ミドルコース
- 3年目は上級アドバンスコース
徐々にステップアップ!
無料体験学習もあるので、まずはお近くの教室を探してみてはいかがでしょうか。
費用 |
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対象年齢 | 小学3年生以上 |
公式サイト | https://kids.athuman.com/programming/ |
STAR Programming SCHOOL(スタープログラミングスクール)

プログラミング学習を通じてITスキルはもとよりさまざまなスキルが身に付きます。

想像力・論理的思考力・共創力・プレゼンテーションスキルが身に付きますよ。
費用 |
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対象年齢 | 小学1年生〜中学3年生 |
公式サイト | https://www.star-programming-school.com/ |
Tech Kids School(テックキッズスクール)

学習をサポートするのは、メンターと呼ばれる大学生のお兄さん・お姉さん達です。
学習スタイルは、渋谷教室での継続学習コースとオンライン継続学習コースがあります。
渋谷までの送り迎えが負担になる場合は、オンライン継続学習コースがおすすめです。
費用 |
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対象年齢 | 小学1年生〜中学3年生 |
公式サイトURL | https://techkidsschool.jp/ |
まとめ|プログラミング教育は子どものうちから学習した方がよい
いかがでしたでしょうか。
プログラミングと聞くと「難しそう」と感じるかもしれません。
特に保護者世代ではそうしたプログラミングを学習する人は限られていましたので、それが必修化となり困惑される方も多いでしょう。
ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、まずはお子様と一緒にプログラミング学習を試してみてはいかがでしょうか?
プログラミングを始めようか迷っていませんか?
プログラミングを始めてみようと思っても学習で挫折しないか
職業として生計を立てていけるか不安ですよね。
プログラミングジャパンでは全くの初心者でも最速で安定した収入を得るプログラマーになる為に必要なステップをLINE@で配信しています。