プログラミング学習のモチベーション維持の方法について詳しく解説していきます。
「なんとなく楽しそうだから」で始めると、学習途中で挫折してしまう恐れがあります。
プログラミング学習で挫折しないためには、「目標」を立てることが重要です。
モチベーションの維持には明確な目標が必須となります。
これがしっかりしていれば、プログラミングの学習を始めてもモチベーションを維持することが出来ます。
本記事では
- プログラミング学習で挫折しないコツ
- 目標までのステップまでの決め方
- モチベーションを維持する方法
などをを解説していきます。
ここからは目標を正しく設定して、プログラミングの学習意欲を維持し続けるコツを紹介していきましょう。
目次
プログラミング学習で挫折しないためには目標達成までのステップをこなす!
前述したとおり、プログラミングを学習する上で「目標を立てること」は大事です。
なぜなら、ステップをこなすことにより「ここまで出来たか、あともう少し頑張ろう!」と「確実に前進している感覚」を味わえるからです。
また、目標を立てて、ステップをこなすことでやることが明確になり、だれることも無くなります。
では、どのような目標を立てればいいのでしょうか?
筆者が実際に立てた目標を例に
- 目標設定の仕方
- 目標達成のステップの踏み方
などを紹介します。
なんとなく「楽しそうだから」「役立ちそうだから」ではモチベーション維持が難しい
「楽しそうだから」「役立ちそうだから」という、漠然とした気持ちでプログラミングを学ぶのはやめましょう。
もちろん、「最初のきっかけ」としては問題ありません。
しかし、漠然とした気持ちのままだと学習のモチベーション維持がとても難しいです。
ある人は「モチベーションを維持し続けられる方」もいます。
目標がなくモチベーションを維持し続けられる人は「プログラミングをすること自体が趣味」です。
そういう人は、寝食を忘れてプログラミングをやってしまうレベルの適性を持っています。
しかしそれは一部の方だけです。
ほとんどのプログラミング学習者は
「ある程度明確な目標」を立てた方がモチベーションを維持しやすくなります。
目標は具体的でなければプログラミングで挫折しやすい。
プログラミング学習の目標は具体的な目標であればあるほどよいです。
プログラミングの学習は、時間がかかります。
長期間モチベーションを保ち続けることは、人にとってとても難しいことです。
「飽き」や「だれ」がはいるのは、誰でも経験があると思います。
目標は具体的であればあるほど、「目標を達成した姿」をイメージしやすくなります
目標を達成した姿を具体的にイメージできればできるほど、モチベーションの維持に役立ちます。
具体的な目標の例
具体的な目標とは
- 具体的なシステム
- 具体的なレベル
を目標にすることです。
具体的な目標とは、実際にどのような目標を立てればいいのでしょうか。
一番良いのは、下記のような目標を立てることです。
- ○○のようなアプリケーションを作りたい
- 〇〇の会社の仕事で使えるレベルまでプログラミングが出来るようになりたい
例えば、アプリケーションは「スマホアプリのゲーム」でも「パソコンで使えるアプリ」でも構いません。
また、「エンジニア転職」が目標であれば
〇〇株式会社に就職しよう!
ということを目標にするのもありです。
行きたい会社に就職するための、具体的にやることが見えてくるはずです。
このぐらい具体的な目標を立てておけば、挫折しづらくなるでしょう。
【私の目標達成のステップの例】具体的な目標の立て方と私の目標例
これは筆者がプログラミングを学んだ時の例です。
筆者が当時立てた目標は「自分で考えたアプリケーションを完成させる」というものでした。
筆者は「専門学校」でプログラミングを学んでいました。
授業で提示されたアプリケーション作成は数多く訓練していました。
その反面、自分で一から考えてのアプリケーションの制作は行いません。
そのため、「仕様」なども含めて「自分でアプリケーションを作れるようになること」を目標としました。
その際に行ったことは、以下の通りです。
目標達成のステップその1:自分の作りたいアプリケーションを定める
まずは作りたいアプリケーションを明確に決めることから始まります。
私の場合、POSシステムを想定したアプリケーションとしました。
アルバイトでPOS端末を実際に使用しており、身近な情報が集めやすかった為です。
また、この時点で言語も定めました。
言語はその時メインで学習していた「C#」にしました。
目標達成のステップその2:アプリケーションについて、必要な情報を集める
次にアプリケーションについて
- どのような場所で使われているのか
- どのような機能が必要なのか
についてまとめていきます。
私の場合は飲食店での使用を想定し、以下の想定をしました。
- 注文を入力する機能
- 入力された注文をキッチンへ送信する機能
- 金額を表示する機能
- その日の売上げをまとめる日報機能
目標達成のステップその3:制作を行う
まとめた情報を元に、制作を行いました。
途中、「授業で学んだ情報では足りない箇所」が出てくると下記の方法で、知識を補完しました。
- その都度インターネットで調べる
- 教師に積極的に質問する
最終的に、機能は限定されていましたが「POSシステム」を完成させることが出来ました。
制作期間は3ヶ月ほどです。
時間はかかりましたが、きちんと動くアプリケーションを作成する事ができました。
「これをやって次にこれをやる」ということが明確にわかっていたので、飽きることがありませんでした。
目標をきちんと定めることによって、長期間の学習でもモチベーションを維持出来るようになります。
プログラミングで「何をしたいのか」考えてみる
目標には大きく分けて2つの種類があります。
- どんな人(姿)になりたいのか
- プログラミングでどんな物をつくりたいのか
このどちらかに当てはまる目標を立てるのがおすすめです。
プログラミングを学んで、「どんな人になるのか」という目標をもってみる
プログラミングの目標の立て方として、自分自身が「どのようになりたいか」を元に目標を立ててみると良いでしょう。
例としては、以下のようになります。
仕事でプログラミングが出来るようになる
プログラミングを仕事にするためには、次の3つが大切です。
- 「設計書の読み書きが出来る」
- 「他人の書いたソースコードを読むことが出来る」
- 「テスト仕様書に沿ってテストを行う事が出来る」
最低でもこの3つが出来るようになれば、仕事でもプログラミングを行えると言えます。
つまり、この3つが出来るようになれば、それで目標が達成されたと言うことになります。
一つの言語のエキスパートになる
「この言語であれば、この人に聞けば分かる」と言われるような人を目指すのもおすすめです。
Javaであれば、Javaを提供しているOracle社の「Oracle Certified Java Programmer」という資格の取得を目指すと良いです。
この資格は
- Bronze
- Silver
- Gold
と3段階あり、「Silver」と「Gold」は国際資格です。
プログラマーやエンジニアとして転職やフリーランス独立を目指す
プログラマーは現在需要が急激に伸びているので、転職や独立を目標にするのもおすすめです。
「プログラマーやエンジニアとして転職する」ことを目標にするのも良いでしょう。
もしくは、「フリーランスとして独立する」ことを目標にするのも良いかもしれません。
現在「プログラマーの市場価値」は上がってきています。
スマホアプリ開発を身につければ、収入アップを狙うことも可能です。
また、独立すれば、場所と時間に縛られない自由な働き方ができます。
そのため、転職、独立を目標にプログラミングを学ぶのが良いです。
プログラミングで何を作りたいのかを考えよう。
「作りたいアプリ」や「実際に使いたい機能やツール」があるならそれを目標にするのがおすすめです。
作りたい物については「スマホアプリ」でも「ゲーム」でも構いません。
自分で想像しやすい物を目標としましょう。
もし思いつかなかったら、「スマホアプリで作りたいもの」を考えるとよいでしょう。
スマホアプリであれば、使い慣れているので制作物を想像しやすいはずです。
普段の生活で使っているアプリとか身近なもので興味があるものがいいですね
プログラミングで何を作りたいのかを考えて、それを作るにはどの言語を学べば良いのか考えてみる。
作りたい物が明確になったら、それを作る為に「どの言語を学べば良いのか」を考える必要があります。
例えば、スマホアプリはJavaかSwift、ゲームであればC#など、作りたい物によって適した言語が変わってきます。
適した言語を見つけることが出来たら、後はそれについて学ぶだけです。
スマホアプリ開発に使用される、Swiftは比較的新しい言語です。
次のような特徴があります。
- 書きやすい
- 読みやすい
なのでプログラミング初心者は言語にこだわりがないならSwiftを学ぶがおすすめです。
【関連記事】プログラミング初心者は「電卓アプリ」の開発から取り組んでみよう
プログラミング学習の目標を立てるにはどのプログラミング言語で何ができるのかを知る
プログラミングで作りたいものやサービスを思いついているなら、それをつくるのにどの言語を学ぶべきかを考えてみましょう。
何ができるのかを知り作りたいサービスがあれば、そのための言語を学ぼう
それぞれの言語ができることを知り、「自分にあった言語」を学びましょう。
例えばSmartNewsというアプリケーションがあります。
複数のニュースサイトから情報を集め、ジャンル毎にまとめて表示してくれるアプリケーションです。
これはスマホアプリですので使う言語は「Swift」または「Java」になります。
iPhoneアプリとして作りたい場合はSwift、Androidアプリとして作成したい場合はJavaを学ぶことになります。
初心者は何を目標にするべきかわからないなら「スマホアプリの作成」を目標にする
とりあえずプログラミングを学びたいならスマホアプリがおすすめです。
ここまでどのように目標を立てれば良いのかをあげてきましたが、それでも目標が思いつかない人も居るでしょう。
その場合は、「スマホアプリの作成」を目標にしてみてはどうでしょうか?
なぜスマホアプリの制作が初心者におすすめなのかというと
- スマホアプリなら普段使用しているので開発イメージがわきやすい
- スマホアプリ開発に使用される言語は他の言語に比べて簡単
といったポイントがあげられます。
開発イメージがしやすいから「モチベーションが維持しやすい」簡単な言語だから「挫折しにくい」のです。
ここではスマホアプリ制作を体験できたり、講師に相談したりできます。
まずはお試しで無料体験会に参加してみるといいでしょう。
まとめ
プログラミング学習は最初は誰かの真似で良いのです。
真似ていくうちにプログラミング開発が問題無く行えるようになります。
「楽しそうだから」、「就職に役立ちそうだから」とプログラミングを始めるのはおすすめしません。
中途半端に始めると、身にならないまま学習を止めてしまうことになります。
皆さんも具体的な目標をしっかりと立ててから、プログラミングの学習を始めてみてください。
きっと、目標を立てておいて良かったと思える日が来るはずです。
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