無料のプログラミングスクールの評判や仕組みなどについて解説していきます。
プログラミングスクールの中には、
- 無料で授業が受けられる
- 就職先の斡旋をしてくれる
といった話だけ聞けば夢の様なスクールが存在しています。
しかしながら、そんな上手い話には必ず裏があるのです。
今回は、そんな無料のプログラミングスクールの仕組みや特徴についてご紹介していきます。
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目次
無料プログラミングスクールの仕組みや特徴、おすすめしない理由
無料プログラミングスクールでは、「受講料が無料」で「就職先の紹介」までしてくれる、といったメリットがあります。
ここでは無料スクールの仕組み、特徴について見ていきたいと思います。
無料プログラミングスクールの仕組み
無料スクールは転職実現で企業から紹介料を支払ってもらうことで収益化しています。
紹介料の相場としては、受講者が就職した際の想定年収の2~3割が支払われることが多くなっています。
想定年収が400万円の場合、スクールには80~120万円が支払われることになります。
一人当たりこれだけの紹介料があれば、受講者が受講料を支払わなくても十分に経営が保てます。
無料プログラミングスクールの特徴
無料プログラミングスクールでも会社としての収益源はきちんと確保されているので、サービスはきちんと受けることができるので安心です。
無料のプログラミングスクールを受講するためには、
- 年齢制限
- 就職先の縛り
などの条件をクリアする必要があるということです。
代わりに、スクールは生徒を提携企業へ斡旋しています。
そのため、
- 企業が求める年齢の生徒であること
- 就職先は支援を行っている企業であること
といった条件が生まれてしまうのです。
社会人で今の企業で働き続けたいし、就職したい企業があるな・・
という場合は無料スクールの条件に沿わないことが多いため、無料のスクールには通えないということになります。
大体の無料のプログラミングスクールは20代までを対象としており、30代の方は入ることが出来ません。
多くの企業が20代までの若年層を求めているところが要因です。
中には30代でも入れるスクールが存在していますが少数です。
また、20代までは無料、30代以降はいったん受講料を支払い→転職達成後返金といったシステムを設けているスクールが多いです。
→社会人が働きながら学べるおすすめのプログラミングスクールについての記事はこちらで紹介しています。
就職先はSESの特定の企業のみに就職可能
無料プログラミングスクールに支援をし、システムエンジニアを欲しがっている企業は、SES系企業が多いです。
SES系企業はブラック企業であることが多く就職後、プログラミングを行う事も少ないです。
なかには
デバック作業(エラーを発見する作業)を2年間、延々とやらされたよ・・・
という方もいます。
これではスキルは身につきませんし、自社開発の企業に就職した方が良さそうです。
これら以外の企業の選択肢が用意されていない場合が多いのです。
中には有名企業に就職可能と広告しているプログラミングスクールもあります。
しかし、全員が全員その企業に就職できるわけではありません。
狭き門であることは認識しておいたほうが良いでしょう。
無料プログラミングスクールはモチベーションの低い生徒が集まるのでおすすめできない
料金だけをみて選ぶ人は、プログラミングに対するモチベーションが低いことが多いです。
無料なら学ぶけど、お金を払ってまで学びたいと思わないな・・
という人は、大体の方がモチベーションが低いです。
そんなモチベーションが低い人が集まるスクールでは、自分自身のモチベーションも下がってしまいます。
本気で学びたいと思っているのであれば、有料でも自分に合うスクールを選んだ方が良いですね。
無料のプログラミングスクールは本気でお金がないが鉄の意志を持っている方向け
無料のプログラミングスクールは、「本当にお金がないが、絶対にプログラマーになりたい!」と鉄の意思を持っている方にとってはよいところです。
授業の内容自体は、有料のプログラミングスクールと大差ないことが多いためです。
子供の頃から貧乏な環境で育ったから、一発逆転を狙いたい・・
という気持ちなら良いかもしれません。
しかし
- モチベーションの維持が難しい
- ブラック企業に就職させられる
といった可能性が否めません。
また無料という環境は、有料スクールと比べて投げ出しやすいです。
もし、無料のプログラミングスクールに行くことを考えている場合は、これらのことを踏まえた上で通うようにしましょう。
無料プログラミングスクールの評判は体験でチェック
無料スクールの評判は、無料体験で自分で確かめるのがおすすめです。
無料プログラミングスクールですが、調べてみると中には評判の良さげなスクールもあります。
ですが、実際には、モチベーションの低い生徒がいます。
モチベーションも維持できなくなって、無料だからと気軽に辞めてしまう方も多いです
大抵どのプログラミングスクールでも無料体験を行うことができます。
自分自身で授業の様子や他の生徒達の様子を見て判断してみてください。
『プログラミングスクールの失敗しない選び方』はこちらの記事でも紹介しています。
無料でも質の高いスクールはある
無料スクールは「受講内容の品質が落ちる?」と思われがちですが、そんなことはありません。
きちんと収益源が確保されており、受講条件を満たす人だけが通えるシステムを設けているので一概に「品質が悪い」とはいえません。
無料スクール、安いスクールでもカリキュラム、メンター(講師)の質、サポートなど充実しているところもあります。
20代で特に費用面を重視したい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
【安い&質の高いスクール】プログラミングスクールでコスパの良いスクールの比較
無料プログラミングスクールが紹介するSESってなに?ブラックなの?
無料プログラミングスクールが紹介するSES企業には気を付けましょう
SES企業とは=System Engineering Service(システムエンジニアリングサービス契約)の略です。
これはシステム開発等に関する委託契約の一種で「システムエンジニアの能力を契約の対象とする契約」のことです。
成果物を完成させる責任については問われないことや、指揮命令系統や労務管理が発注元の企業から独立している必要があります。
SES契約自体は、きちんと運営されていればブラックになることはありません。
一概に『SES契約=ブラック』というわけではありません
それではSES系企業について、詳しく紹介していきます。
SES系企業とは
SES系企業とは、SES契約でシステムエンジニアを派遣することをメインとしている企業のことです。
「システムエンジニア専用の派遣企業」と言い換えた方がイメージしやすいですね
しかし、後述しますが契約内容が通常の派遣企業とは異なることに注意してください。
SESでの働き方はブラック企業なところが多い
SES企業のの多くは働き方がブラック企業であることが多いです。
上記で派遣企業という表現を使いましたが、厳密には派遣契約とSES契約は違います。
派遣契約では派遣先の企業(業務発注元の企業)が指示を出し、業務を行うことができます。
対してSES契約ではあくまで派遣元の企業(業務発注先の企業)が指示を出さねばなりません。
しかしながら、これを守れていない企業が多いのです。
- 形式的にSES契約を結び、実態は派遣契約、請負契約で働かせている
- 派遣業の許可を得ないままエンジニアを派遣している
といった場合などがあります。
その為、SES系企業にはブラック企業が隠れている可能性がとても高くなります。
また、違法行為を行う企業は
- 長時間労働
- 安月給
といった劣悪な環境だったりします。
SES企業はプログラミングの経験値が積めないところが多い
SES契約で企業に派遣される場合、業務内容がプログラミングを行わないものである場合が多いです。
SES企業の業務内容は大体の場合が
- ソフトウェアの保守運用
- ソフトウェアの動作確認を行うテスター
と言った業務を任されることになります。
これらはどちらもプログラミングを行いませんし、プログラミングの知識もあまり必要としません。
「プログラマーとしてのキャリア」も積むことができません。
プログラマーとして成長できないので、転職もしにくくなります。
無料で学べるプログラミングスクール一覧
無料プログラミングスクールの仕組み、特徴と、体験会でスクールの雰囲気を体感することで自分に合ったスクールかを見ることが大切です。
ここでは無料で学べるプログラミングスクールをご紹介します。
無料になる条件を設けているスクールもあるので、しっかりチェックしておきましょう。
- GEEK JOB
- ポテパンキャンプ
- AIジョブカレ
- 0円スクール
- 無料PHPスクール
- みんスク
- プログラマースクール
- ProEngineer<
- WebCampPro
- Axiz沖縄
ここから詳しくご紹介します。
GEEK JOB
引用元:GEEK JOB
- 受講形式(オンライン・通学)
オンライン、通学(キャンプ)対応
- 受講条件
スピード転職コースは受講無料
受講には選考に通過が必須
- 学べる言語
Java、Ruby
ポテパンキャンプ
引用元:ポテパンキャンプ
- 受講形式(オンライン・通学)
オンライン対応
- 受講条件
選抜クラスのみポテパン経由で就職
転職決定で全額キャッシュバック
- 学べる言語
HTML、CSS、JavaScript、Ruby、Ruby on Rails、Rspec Docker、heroku、rubocop、PostgreSQL 、Solidus、Git、Bitbucket、Slack
AIジョブカレ
引用元:AIジョブカレ
- 受講形式(オンライン・通学)
オンライン、通学対応
- 受講条件
機械学習講座を受講しAIジョブカレ経由で就職、転職決定で全額キャッシュバック
(ディープラーニング講座は半額キャッシュバック)
- 学べる言語
Python、SQL 他
0円スクール
引用元:0円スクール
- 受講形式(オンライン・通学)
通学のみ対応
- 受講条件
18~35歳以下の方が対象
1年以内にIT業界に就職・転職する意志がある方
通学可能な方
- 学べる言語
Java
無料PHPスクール
引用元:無料PHPスクール
- 受講形式(オンライン・通学)
オンライン、通学対応
- 受講条件
毎回12人限定
授業初日にデポジット(保証金)として7万円(30代と社歴3社以上の方は10万円)
就職決定後(入社後研修時)に全額返金
- 学べる言語
HTML、CSS、PHP(Twig)、JavaScript(jQuery/Ajax)、Linux、DB(MySQL)
みんスク
引用元:みんスク
- 受講形式(オンライン・通学)
オンライン、通学対応
- 受講条件
公式HPに記載なし
- 学べる言語
プログラマースクール
引用元:プログラマースクール
- 受講形式(オンライン・通学)
通学のみ
- 受講条件
29歳以下は無料、30歳以上は有料
- 学べる言語
ProEngineer
引用元:ProEngineer
- 受講形式(オンライン・通学)
個別研修コースのみオンライン対応
平日5日コース、週3夜間コースは通学のみ
- 受講条件
プログラマカレッジ受講で無料
- 学べる言語
HTML、CSS、Java、PHP、SQL、Linux 他
DMM WEBCAMP(旧WebCampPro)
引用元:DMM WEBCAMP
- 受講形式(オンライン・通学)
オンライン学習可能だが基本的に通学のみ
- 受講条件
転職保証制度は30歳未満の方限定(30歳以上の方は要相談)。
3ヶ月間のカリキュラム達成で転職・就職を保証。
万が一転職できなかった場合は、全額返金。
保証制度適用には、規定の受講条件を満たすことが必須。
- 学べる言語
HTML / CSS / JS/ jQuery / Ruby / Rails など
Axiz沖縄
引用元:Axiz沖縄
- 受講形式(オンライン・通学)
通学のみ対応
- 受講条件
26歳までが対象。
正社員で就職できなかった場合全額返金(就職保証制度(全額返金制度))。
卒業生再講義を無料で利用可能。
無料(キャッシュバック)の条件:
- 本コース応用編まで受講し、卒業試験(筆記、実技)に合格すること。
- 就職対策講座を受講し、講師による面接試験に合格すること。
- ORACLE認定Javaプログラマ試験(OCJ-P Silver)に合格すること。
- 受講期間中に無断で遅刻・早退・欠席をしないこと。
- 就職保証制度を利用し、就職活動開始日より6ヶ月間で正社員として就職できなかった場合。
- 学べる言語
HTML、CSS、Javascript、jquery、ajax、Java、PostgresSQL、Tomcat、Servlet、JSP、Spring
無料スクールによくある受講条件
無料プログラミングスクールでは受講料が無料になる代わりに、受講条件が設けられていることが多いです。
無料スクールの受講条件でよくある受講条件にはこういったものがあります。
年齢制限(20代、35歳までなど)
就職、転職の意志があること
就職先が限定されている
首都圏での就職のみ対応している
通学のみ対応している(対応エリアが限定されている)
学習時間が短い(時間の確保が必要)
学べる言語が少ない
受講前に試験通過が必要な場合もある
それぞれ詳しく見ていきたいと思います。
年齢制限(20代、35歳までなど)
無料プログラミングスクールでは年齢制限が設けられていることが多いです。
理由としては就職、転職の紹介先企業が社員育成の観点から主に20代の第二新卒、若年層を求めていることが理由として挙げられます。
就職、転職の意志があること
受講料は無料ですが、就職、転職する意思が必須となることが多いです。
スクールは受講生が企業に就職、転職後に紹介料が支払われることで収益化するシステムです。
就職先が限定されている
スクールでは企業と提携していることが多く、就職先の選択肢が提携先企業のみとなっていることがあります。
就職先はどんなところがあるのかをしっかりチェックしておきたいですね。
首都圏での就職のみ対応している
無料スクールは主な就職先が首都圏のみになっていることが多いです。
希望する就職先、場所に対応しているかをチェックしておきましょう。
通学のみ対応している(対応エリアが限定されている)
オンライン対応しているスクールよりも通学のみ対応しているスクールが多いので、無料スクールは対応エリアが限定されるという面があります。
通学のみ=首都圏への通学が可能な人が対象、というスクールが多いです。
学習時間が短い(時間の確保が必要)
無料スクールは学習期間が1~3か月と短く設定されていることが多く、受講期間が短い分、学習時間を多く確保する必要があります。
無料スクールを選ぶ場合は、自分は1日何時間以上なら時間を確保できるのかを想定しておくようにしましょう。
学べる言語が少ない
無料スクールは未経験、20代、就職(転職)希望の方なら誰でも受講可能、というスクールが多いです。
しかし、学べる言語が限定されていることがあります。
受講前に試験通過が必要な場合もある
就職(転職)達成後、受講料が全額返金されるシステムのスクールでは、受講前に試験通過が必要な場合があります。
未経験でこれから学びたいという方は対象にならないため注意しましょう。
無料スクールより有料スクールがおすすめ
プログラミングスクールに通いたいのであれば、無料プログラミングスクールより有料のプログラミングスクールに通うことをおすすめします。
これまで説明したとおり、「無料のプログラミングスクール」にはおすすめできない理由が揃っています。
逆に有料のプログラミングスクールには、以下のようなおすすめ出来る理由が存在します。
モチベーションの高い、質の高い生徒が集まる
お金を払ってまで学びたいと思う人達が集まるわけですから、質の高い生徒達が集まってきます。
また、自身もお金を払っているため、気軽に辞めるという選択肢が取りづらくなります。
モチベーションが下がりやすい方、飽きっぽい方でも、数十万円を無駄にしたくないはずです。
よって授業へ取り組む意識も自然と意欲的になっていくでしょう。
エンジニア転職で長い目で見ればコスパ良し
有料スクールでも優良企業に転職すればスクール代金はすぐに稼げます。
有料プログラミングスクールは、社会人であればどんなに安くても15万円程度の費用が必要になります。
また、有料のスクールからは、優良企業に転職できる可能性が高いです。
転職できれば「スクール代」はすぐに稼げるしね。
反対に無料のスクールに通った場合、自分と合わずなかなかスキルが身につかない可能性があります。
そして無料スクールからはブラックな企業に転職させられる可能性もあります。
お金をケチる代わりに時間と労力を余計に浪費してしまうことになります。
対応年齢、カリキュラム・サポートの自由度&充実度が高い
無料スクールは受講条件が設けられていることが多く、カリキュラムに限りがあったり就職先が限定されている、といったこともあります。
また以下のメリットがあります。
- 個々の希望に合わせてカリキュラムを組む
- 受講後の働き方も就職、転職、フリーランス、副業と自由度が高い
- 学習、就職サポートも充実している
そのため、せっかく通うなら有料スクールがおすすめです。
【関連記事】プログラミングスクールの選び方と、おすすめのプログラミングスクールについてはこちらで紹介しています。
まとめ
無料のプログラミングスクールは受講条件をクリアし、エンジニアになる強い意志とやる気さえあれば誰でも受講できる点が魅力です。
その理由は「カリキュラムの自由度が高く、サポートが手厚い、エンジニア実現率が高い」といったメリットがあるからです。
プログラミングジャパンは最短1か月からエンジニア転職を目指すことができ、初心者からエンジニア就職、転職、独立までサポートしております。
さらに、プログラミングジャパンでは15万円以上するマックブックが入会時に5万円で購入できるキャンペーン(特典)も実施しているのでこちらももれなくチェックしてください。
プログラミングジャパンは無料体験・無料相談を常時行っております。
アプリ開発エンジニアを目指す方、興味のある方は是非、無料体験でスクールの雰囲気を体感してみてください!
プログラミングを始めようか迷っていませんか?
プログラミングを始めてみようと思っても学習で挫折しないか
職業として生計を立てていけるか不安ですよね。
プログラミングジャパンでは全くの初心者でも最速で安定した収入を得るプログラマーになる為に必要なステップをLINE@で配信しています。